○道路に始まり道路で終わる○
宅建士試験の難易度は?
「宅地建物取引士の試験は難しいんですか?勉強方法は?」良く聞かれます。
平成27年度 宅地建物取引士の合格率は、岡山県で14.3%とのことです。
微妙な数字ですが、容易に合格できる試験ではなさそうです。
ただし、「合格率」は「平均値」と同じく、なかなかの曲者です。
例えば、Aさんの貯蓄額は1億円、Bさんの貯蓄額は0円としても、二人の貯蓄額の
平均値は5千万円となります。
合格率も、本気で準備をした受験者、準備不足の受験者によって変動していきます。
当然、準備不足の受験者数が増えれば、合格率は下がります。
そう考えると、宅建士試験は、合格率を下げる要素を持った、国家試験と言えると
思います。
*何故か?
まず、受験資格に、なんら制限はなく、いつでも誰でも受験することが可能です。
受験料も安く、また、解答方法も4肢択一のマークシート方式なので、準備不足でも
比較的受験しやすい資格と言えるでしょう。
そのような理由もあり、「出来た。」、逆に「出来なかった。」と受験者も二極化されています。
また、不動産関係の会社の従業員は、半ば強制的に宅建士の勉強を課せられ、受験
させられるケースもあります。同じ従業員でもやる気の温度差が生じてきます。
「誰でも受験できる」=「受験者数が増える」とも考えられそうです。
ちなみに、27年度 岡山県の受験申込者数は(2705名)で、実際の受験者数
は(2205名)となっています。実に、20%の人が棄権している訳です。
*では、宅地建物取引士の試験は難しいのか?
このように、宅建士試験の対策と勉強をしっかり準備した人と、そうでない人の差は
歴然となり、結果として、合格率全体が下がってくるのではないのでしょうか。
よって、合格率をあまり気にすることはなく、過去の合格基準を参考にすることをおす
すめします。
27年度の場合は、50問中、31問以上の正解、割合にすれば62%以上であれば
、合格となっています。
(過去10年間の平均は34点以上、68%以上です。)
勿論、個人差はありますが、対策を練った勉強を一日1~2時間程度、6ヶ月程度で
十分合格できる、一番身近な国家試験ではと思っています。
頑張り次第で、取得可能な国家資格として「宅地建物取引士」はおすすめです。
*平成27年4月1日付
「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」へと名称が変わりました。
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