トイレの漏水と詰まり。費用負担は貸主か借主(入居者)か?

宮本裕文

宮本裕文

テーマ:不動産トラブル

漏水・詰まり 修理費用の負担。


トイレの詰まりや、漏水等の連絡はよくあります。この場合、トイレの詰り抜き
や漏水の修理の費用負担は貸主か借主か?

一般的には、トイレの詰りは使用者の借主負担となり、水の流れが悪いなど、
トイレ自体に問題がある場合は、貸主負担となります。

先日、「いつもより水道代が高くなっている・・・。」と借主から連絡がありました。
漏水の可能性があるので、水道メーターを確認します。室内の水道を使用して
いないのにメーター内のパイロット(コマ)が回っていると・・・まず漏水です。

マンションやアパートの漏水は、ほとんどがトイレタンクのフロート等が劣化し、
水が常にチョロチョロ流れている状態で発生します。

この借主さんも、やはりトイレタンクの不具合での漏水でした。今回は借主も
以前から、便器内に水がチョロチョロ流れていることを知っていたようです。
そこで、トイレタンク内の改修は貸主負担とし、漏水により増えた水道代は
借主に負担してもらいました。

借主は、建物に不具合があれば貸主に報告をすることをお勧めします。
俗に言う「善管注意義務違反」を問われるケースもありそうです。

*修理費の負担割合についての相談もお受けしています。

給湯器の故障と、お風呂代の請求。



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宮本裕文
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宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

障がい者(心と体)に特化した賃貸住宅入居支援の専門店です。また、宅建士として37年の知見を基に不動産お役立ちコラムを発信しています。

宮本裕文プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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