客室乗務員のポケットの中 【マナー】
4月1日の昼時、信号待ちをしていると、リクルートスーツを着た新入社員らしき一群が、
行儀よく列を組んで歩いていました。
信号が青に変わり道路を渡りきると、その列の中の二人が「小原先生!こんにちは。」と
駆け寄ってきました。
「わぁ、先生に会えてうれしいー。」と目をキラキラさせて笑顔で話す二人。
二人は3月に卒業したばかりの短大の教え子でした。
「研修ね。就職おめでとうございます。社会人、頑張ってね!」とお祝いのことばを
かけました。
社会人ホヤホヤの教え子に挨拶をしてもらうのは嬉しいものです。
人は自分の存在を認めてほしいという欲求があり、その存在を認めてくれた相手を好きに
なるそうです。
さらに、自分の視野に入った人に自分から挨拶をすれば、相手との距離をグッと近づける
ことができますね。
私も30数年前の新入社員のころを思い出しますが、どこに何があって、いつ何をすれば
いいのかわかりませんでしたが、とにかく挨拶を心がけました。
そのお蔭で、先輩方から教えていただいたり、励ましていただいたりと、いろいろと
助けていただいたのを思い出します。
新入社員は仕事のスキルや知識は先輩方には及びませんが、やる気と元気は負けないはず。
新入社員の爽やかで元気な挨拶と返事は、職場にフレッシュな空気を吹き込んでくれます。
それぞれのキャリアや立場でできることを見つけて、周りを明るくしてより良い人間関係
を築いていってほしいものです。
ESA人材プロデュース
小原 悦子
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