交通事故に遭った時の留意点~修理費がでない！

2020年7月12日公開 / 2021年1月19日更新

テーマ：損害賠償

コラムカテゴリ：法律関連

コラムキーワード：交通事故相談

あなたが運悪く追突事故に遭ったとします。
車を修理するために修理工場へ車を持ち込みました。
修理見積額は30万円でした。
ところが、保険会社は「あなたの車の時価額は20万円だから、20万円しか支払わない」
と言ってきました。
車をぶつけたのだから修理費くらい払うのが当たり前だと思いませんか。
しかし、この場合、保険会社の主張しているように、裁判所でも時価額の20万円しか
賠償を認めません。
裁判所は経済的合理性を重視しますので、20万円の価値の車を30万円かけて修理することについて経済的合理性がないと判断するのです。
例外的に加害者が超過修理特約、修理費が時価を上回っても支払うというものに入っていて加害者がそれを利用を認めた場合では修理費が支払われます。

この記事を書いたプロ

損害賠償と労務関係のプロ

中村有作（中村法律事務所）

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