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体が硬いと腰痛になりやすい?同じ仕事でも負担が変わる理由

河野貴彦

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テーマ:腰痛

身体の硬さによって仕事中の動き方や負担の分散が変わり、足首や股関節の動きを腰で補うことがあるという記事内容を表したサムネイル画像です。
投稿をご覧頂きありがとうございます。大分駅前整体院の河野です。今回は「体が硬いと腰痛になりやすい?同じ仕事でも負担が変わる理由」という内容になります。

腰痛や肩の痛み、股関節痛などで来院された方とお話をしていると、よく聞く言葉があります。

「実は昔から体が硬くて……」

前屈をしても手が床につかない。しゃがむと踵が浮いてしまう。昔から開脚が苦手。肩を上げると窮屈に感じる。こうした自覚があると、「やっぱり体が硬いから腰が痛いのでしょうか?」と心配になる方も多いのではないでしょうか。

確かに、身体の硬さは仕事中の身体の使い方に影響します。ただ、身体が硬い人全員が腰痛になるわけではありません。反対に、とても身体が柔らかい人でも腰痛になることはあります。

大切なのは、単純に「柔らかいか・硬いか」だけを見ることではありません。

私たちが確認したいのは、仕事や日常動作を行ったときに、本来一緒に動くはずの関節が十分に動かず、その分を別の場所が頑張って補っていないかという点です。

たとえば床から荷物を持ち上げる動作では、腰だけが動いているわけではありません。足首、膝、股関節、骨盤、腰、背中などが少しずつ動くことで、身体全体へ負担を分散しています。

ところが、その中の一部が動きにくければ、同じ荷物を持ち上げるとしても、身体の使い方は変わります。

つまり身体の硬さは、腰痛そのものと一対一で結びつくものではありませんが、仕事で繰り返す姿勢や動作によっては、特定の場所へ負担を集める要因の一つになるということです。

今回は、体の硬さと負担のかかり方に関する論文や研究を参考にしながら当院の考えを説明します。

1.同じ仕事をしていても腰への負担は同じではありません

同じ重さの荷物を持つ場合でも、足首・膝・股関節・腰の動き方によって、身体への負担の分散が変わることを比較した画像です。
同じ職場で、同じような仕事をしているのに、「自分だけ夕方になると腰が痛い」「同僚は平気そうなのに、私は中腰になるとすぐ腰がつらくなる」ということがあります。

その理由の一つが、一人ひとりで身体の動かし方が違うことです。

たとえば10kgの箱を床から持ち上げるとします。箱の重さは誰が持っても10kgです。しかし、その10kgを持ち上げるために身体のどこを使っているかは人によって違います。

足首がしっかり曲がり、膝や股関節も使える人であれば、下半身を使いながら身体全体で高さを変えることができます。

一方、足首や股関節が動きにくい人では、同じ高さまで身体を下げるために、腰や背中をより大きく動かす必要が出てくることがあります。

外から見れば、どちらも「床から箱を持った」という同じ仕事です。しかし身体の中では、足首・膝・股関節・腰へ分散している人と、腰や特定の関節へ負担が偏っている人では、仕事の負担の受け方が違います。

これは腰だけの話ではありません。

肩が上がりにくければ、背中や腰を反らして高さを補うことがあります。胸郭が回りにくければ、振り向くときに腰の回旋を多く使うことがあります。

股関節が動きにくければ、前かがみになる際に腰を大きく曲げてしまうこともあります。

このように、身体の硬さが問題になるのは、硬い場所そのものよりも、その動きをどこが代わりに引き受けているかなのです。

2.荷物を持つ・中腰になる仕事では足首や股関節の硬さも確認します

中腰やしゃがみ動作で足首や股関節の動きが少ないと、体幹や腰で動きを補いやすくなる流れと、気づきやすい特徴を示した画像です。
倉庫作業、配送、品出し、介護、農業、清掃、製造業などでは、床に近い物を取ったり、中腰になったりする場面が多くあります。

こうした動作では、腰だけではなく足首・膝・股関節が重要になります。

足首が硬いとしゃがみ方が変わります

しゃがむとき、足首はすねが前へ倒れるように曲がります。ところが足首が硬いと、この動きが十分にできません。

すると身体は、股関節をより深く曲げたり、上半身を前へ倒したり、腰や骨盤の動きを増やしたりして、何とか同じ高さまで身体を下げようとします。

そのため、「しゃがむと腰が丸まりやすい」「中腰になると腰ばかり疲れる」「深くしゃがむと踵が浮いてしまう」といった方では、腰だけではなく足首の動きも確認する必要があります。

股関節が動きにくいと腰で前屈を作りやすくなります

床の物を取るときには、股関節から身体を前へ倒す動きも必要です。股関節が十分に動けば、骨盤ごと前へ傾けながら身体を下げることができます。

しかし股関節周囲が硬く、前へ曲がる動きが少ない場合、その足りない動きを腰で補いやすくなります。

一回物を拾っただけで腰痛になるという話ではありません。問題になりやすいのは、仕事としてその動きを何十回、何百回と繰り返す場合です。

朝は何ともなくても、昼頃から腰が重くなり、夕方になると腰を伸ばしたくなる。このような方では、「腰を使っている量」が仕事の中で積み重なっている可能性があります。

だから当院では、腰が痛い方でも腰だけを確認するのではなく、足首や股関節が仕事中の動作に参加できているかまで見ていきます。

3.前かがみ・ひねりを繰り返す仕事では腰以外の動きが重要です

前かがみやひねり動作では、腰だけでなく胸郭・骨盤・股関節も一緒に動くことで、身体全体へ負担を分散できることを示した画像です。
介護、農業、厨房、清掃、保育、製造、整備などでは、前かがみの姿勢や身体をひねる動作を繰り返します。ここでも、身体全体で動けるかどうかが負担の分散に関係します。

たとえば調理台で作業するとき、股関節から身体を少し前へ倒せる人と、腰を丸めることで前かがみになっている人では、同じ姿勢に見えても身体の使い方は違います。

さらに、横にある物を取るために身体をひねるときには、腰だけではなく、股関節や胸郭も一緒に動きます。胸郭や股関節が動きやすければ、身体全体で方向を変えられます。

反対に、腰以外の場所があまり動かなければ、腰周辺で何度も方向転換を繰り返す形になりやすくなります。

仕事中は一回だけ振り向くわけではありません。商品を取る、物を渡す、人を支える、後ろを確認するなど、一日の中で小さな動きを何度も繰り返しています。

身体の硬さによって一回一回の動作の負担が少しずつ偏り、その状態が長時間続くことで、腰や背中の疲労として現れてくることがあります。

「重たい物を持っていないのに仕事が終わると腰が痛い」という方では、このような反復動作も大切な確認ポイントです。

4.立ち仕事や腕を上げる仕事では胸郭や肩の動きも腰に関係します

高い場所へ手を伸ばす際は肩・肩甲骨・胸郭・体幹が連動し、上半身の動きが少ない場合には腰で高さを補うことがあると示した画像です。
美容師、販売、調理、工場勤務、建築、電気工事、品出しなどでは、立ったまま作業をしたり、肩より高い位置へ手を伸ばしたりする場面があります。

腕を上げる動作というと「肩の柔らかさ」だけを考えやすいのですが、実際には肩甲骨や胸郭も一緒に動いています。

高い場所へ手を伸ばすとき、肩や胸郭がスムーズに動けば、身体全体で高さを作ることができます。一方、肩や胸郭が動きにくいと、腕をさらに高く上げるために上半身を傾けたり、腰を反らしたりして高さを補うことがあります。

美容師さんがドライヤーを持つ、電気工事で天井に手を伸ばす、スーパーで上段の商品を並べる、といった動作を何時間も繰り返せば、肩だけでなく腰や背中にも疲れが出やすくなります。

また、立ち仕事では「立っているだけ」に見えても、実際には体重を左右へ移したり、足を一歩出したり、身体をひねったりしながら姿勢を変えています。

股関節や足首が動きにくいと、こうした小さな姿勢変更が少なくなり、同じ場所へ負担が集中しやすくなる場合があります。

そのため、立ち仕事で腰がつらい方を見るときも、腰だけでなく足首、股関節、胸郭、肩まで含めて、身体全体で姿勢を変えられているかを確認することが大切です。

5.デスクワークや運転では「硬いからつらい」だけでなく仕事で硬くなることもあります

デスクワークで長時間同じ姿勢が続くと、股関節や胸郭を動かす機会が減り、夕方に腰や背中のこわばりを感じやすくなる流れを示した画像です。
デスクワークや長時間運転では、これまでの仕事とは少し事情が違います。身体を大きく動かす機会そのものが少なくなるからです。

長時間座っていると、股関節は曲がったままになり、腰や胸郭も同じ姿勢を取り続けます。

その状態から立ち上がったときに、「腰がすぐ伸びない」「股関節の前が突っ張る」「背中が固まった感じがする」という方も少なくありません。

この場合、もともとの身体の硬さに加えて、仕事で動かない時間が長いことによって、さらに関節を動かす機会が減っていることも考える必要があります。

すると、仕事中は座りっぱなし、帰宅後も疲れてあまり動かない、翌朝また座って仕事をする、という生活が続きます。

こうして身体を使う範囲が狭くなると、立ち上がる、歩く、振り向く、物を拾うといった日常動作でも、いつも同じ場所を使いやすくなります。

デスクワークの腰痛だからといって、座り方だけ直せばよいわけではありません。

座っている時間、途中で身体を動かしているか、股関節や胸郭を日常的に使えているかまで含めて考えることで、仕事中の腰への負担を見直しやすくなります。

6.大切なのは「身体を柔らかくすること」より負担を分散できる状態をつくることです

単に身体を柔らかくするのではなく、足首・股関節・胸郭・肩などが連動し、一か所へ負担を集中させない身体を目指す考え方を示した画像です。
ここまで読むと、「やっぱり身体を柔らかくしないといけないのか」と思うかもしれません。

しかし当院が目指しているのは、単純に前屈で手が床につくようにしたり、開脚を大きくしたりすることではありません。仕事や日常動作で必要な場所が動き、その動きを身体全体で分担できる状態をつくることを重視しています。

たとえば腰痛がある方を確認したとき、股関節が硬かったとしても、股関節を柔らかくすることだけが目的ではありません。まず確認するのは、「その股関節の動きが少ないことで、腰へ余計な負担が加わっているか」という点です。

足首が硬ければ、しゃがみ動作で腰や股関節がどのように補っているのか。

胸郭が動きにくければ、振り向きや腕を上げる際に腰へどのような動きが加わっているのか。

このように、硬い場所と痛い場所を別々に見るのではなく、動作の中でどうつながっているのかを見ることが当院の特徴です。

当院では痛い場所だけを施術するのではありません

当院では、腰痛があるから腰だけを施術するという考え方はしていません。

身体の硬さによって負担が加わっている場所を確認し、その負担が一か所へ集中しにくくなるよう、関節や周囲の組織を整えていきます。

たとえば股関節の動きが少なく腰へ負担が集まっている場合には、腰だけではなく股関節周囲の動きを整えます。

足首が原因でしゃがみにくくなっていれば、足首の動きも確認します。

胸郭の動きが少ないことで腰や肩に負担が加わっていれば、胸郭を含めて身体全体をみていきます。

目的は、痛い場所だけを何度もほぐすことではなく、仕事や日常動作の中で負担を分散しやすい身体に近づけることです。

柔軟性そのものが大きな要因なら運動も必要です

施術だけで関節の柔軟性を維持することはできません。

身体の硬さそのものが仕事動作への負担を大きくしている場合には、施術で関節の動きを整えるだけでなく、自宅で行う柔軟運動やストレッチも必要になります。

そのため当院では、その方の仕事や身体の状態に合わせて、「どこを動かした方がよいのか」「どの動きは無理に伸ばさない方がよいのか」「仕事の合間にどのような動きを入れればよいのか」までお伝えしています。

ただ何となく全身をストレッチするのではなく、実際に負担の分散を妨げている場所へ必要な運動を行うことが大切です。

7.身体が硬くて仕事中の腰痛を繰り返している方は一度身体全体を確認してみましょう

仕事中の腰痛を繰り返す方に対し、足首・股関節・胸郭など身体全体の動きを確認し、施術や必要な運動で負担の偏りを整える流れを示した画像です。
「昔から身体が硬いから仕方がない」「仕事柄、腰が痛くなるのは当然」そう思いながら腰痛を繰り返している方も多いと思います。

しかし、同じ仕事をしていても身体の使い方は一人ひとり違います。

足首が動きにくいことで中腰のたびに腰が頑張っている人もいれば、股関節の動きが少ないため前かがみになるたびに腰へ負担が集中している人もいます。胸郭や肩が動きにくく、腕を上げるたびに腰を反らしている方もいます。

つまり大切なのは、「身体が硬いかどうか」だけではなく、「硬さによって仕事中のどこに負担が集まっているのか」を確認することです。

身体の硬さは、腰痛などの慢性痛に関係する要因の一つです。

特に仕事で毎日同じ姿勢や動作を繰り返している場合、その人の関節の動き方によっては、負担が分散されず、特定の場所へ負担が積み重なりやすくなります。

大分駅前整体院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、足首、股関節、骨盤、腰、胸郭、肩など身体全体の動きを確認し、どの場所が動きにくく、どこが代わりに頑張っているのかを確認したうえで施術を行っています。

必要に応じて関節の柔軟性を高めるためのストレッチや運動もお伝えし、仕事や日常生活の中で負担を一か所へ集中させない身体づくりを目指します。

「昔から身体が硬い」

「仕事をすると決まって腰が痛くなる」

「整体へ行っても腰ばかり施術されて、また同じ痛みを繰り返している」

このようなお悩みがある方は、腰だけではなく身体全体の動きを一度確認してみてください。

身体の硬さによって、今どこへ負担が集まっているのかを知ることが、繰り返す腰痛を見直す第一歩になることがあります。

仕事中の腰痛や身体の硬さでお困りの方は、大分駅前整体院へご相談ください。

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河野貴彦
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河野貴彦(整体)

大分駅前整体院

体の不調が増え始める40~50代の方の腰・股関節・膝の痛みに対して、当院独自の痛くない骨盤調整を中心に、無理のない施術でスムーズに立てる・歩ける・働ける体に整えます。

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