気持ちよく相手にやさしくできる方法 〜コーヒーカップ理論〜

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:心のととのえ方

いつも夫や子どもを優先して
毎日がんばっているけれど、

そればかりだと、
疲れてしまいます。

私だって、やさしくしてほしいけど
そう思う自分が悪いのかも・・・

今日は、そんなモヤモヤを解消して

相手にも、そして自分にも、
気持ちよくやさしくできる方法を
お伝えします。




●自分がやさしくしてほしければ、まずは相手から?

「自分がやさしくしてもらいたかったら
まずは、相手にやさしくしましょう」

「自分がつらいときこそ
相手にはやさしくしなければ」

そんなふうに教えられてきた方も
多いのではないでしょうか。

もちろん、自分がつらかったり
機嫌が悪いからといって

周囲の人に八つ当たりするのは
良くないです。

でも、自分の気持ちだって、
他の人の気持ちと同じように大事です。

そして、自分の気持ちを
どんなときでも大事にしてあげられるのは、

自分だけなんです。


●周りの人を大切にするために、できること


自分の気持ちも
相手の気持ちも大切にする方法、

受講生さんがこんな発見を
シェアしてくれました。

「本当の優しさは
自分がきついときでも
周りに優しくできること」

と聞いたことがあり、

「どんなに辛くても
周りに優しくしないといけない、
がんばらないといけない」

と思っていました。

でもコーヒーカップ理論を聞いて、
考え方が変わりました。

まずは自分を大切にし、
自分のカップを満たしてあげる。

その上で、周りを大切にすることが
必要なのだと思いました。

きっと無理をして作った優しさは、
相手も自分も心地よいものではないと思います。

仕事でもプライベートでも
周りの人たちを大切にできるように、

まずは自分を大事にしていくことを
意識していきたいと思います。

こうやって考えると
自分のために使う時間も

後々誰かのために使うエネルギーになると
考えることができ、

とても有意義な時間だと
思えるようになりました。

今回の学びを生かし、
仕事もプライベートも楽しんでいきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

(Uさん)


●自己犠牲のやさしさから生まれるもの


「無理をして作った優しさは、
相手も自分も心地よいものではない」

まさに、その通りだと思います。

ガマンや、自己犠牲から
生まれたやさしさは

無意識のうちに
相手に見返りや感謝を
求めることがあります。

また、本当は
一番大事なはずの自分自身を
大事にできなかったという

自分への怒りを
心の中で育ててしまったりするんですね。


●「コーヒーカップ理論」とは

あなたは、お代わりのコーヒーが
たっぷり入ったポットを持っています。

あなたのカップには
ほとんどコーヒーは入ってなくて
お代わりがほしいけれど、

他の人のカップも空っぽなので、
自分はガマンして他の人に入れてあげます。

入れてあげるときに、
ちょっと躊躇する気持ちや、
ガマンの気持ちが生まれますよね。

でも、すでにあなたのカップに
コーヒーがなみなみと入っていて

これ以上入れたらあふれちゃう!
というときには

周りの空っぽのカップの人に
「どうぞどうぞ!」と
喜んで入れてあげられます^^

このコーヒーは
「やさしさ」や「愛」と同じです。

自分がたっぷりの愛で満たされていたら

他の人にも、何の苦もなく
喜んでやさしくできるんです。


●自分のカップの満たし方

Uさんがおっしゃっているように、
自分のカップを満たすことは

結果的に、周囲の人に
本当に心地よいやさしさと愛を
渡せるようになる、ということです。

だから、まずは自分で
自分のカップをたっぷり満たしてあげることが
大事なんですね。

小さなことでいいんです。

おいしいものを食べたときに、
「おいしいなあ」と声に出してみたり

疲れてしまったときは、
10分間だけ横になってみたり

がんばったときにはコンビニで、
いつもよりちょっとお高いプリンを買ってみたり。

楽しみながら、
自分のカップを満たすことやってみてくださいね。

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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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