時代の「大変換期」を如何に乗りきるか<2>
何回も話題にしますが、今は歴史的な大転換の踊り場に遭遇していると思っています。この大転換は80-100年サイクルで発生し、踊り場の期間は数年-20年ほど続くと思っています。
そして、この時期では、社会,経済,政治,自然等の各分野の大転換が同時に発生し、「時代の「大変換期」」が発生することは以前のコラムでも書きました。
昨年はコロナ禍により社会が大きく混乱しました。今もコロナ禍は続いていますが、今回、ウクライナ危機が勃発し、国際情勢が大きく影響を受けようとしています。
他国に関する知識はほとんどありませんが、21世紀の今、古典的な軍事侵攻が勃発しようとは思ってもみませんでした。
過去にどのような経緯があろうとも、人的な被害を生じさせる軍事侵攻を正当化できる余地は全くありません。
解決のための基本的な手段は「対等な話し合い」です。一刻も早く今の事態が収拾され、これ以上の被害が広がらないことを祈るばかりです。
今回の事態は、80-100年前となる前回の変動期(大戦時)に類似しています。今回は「西側」対「ロシア」の構図になり、前回よりも世界が真二つという感じです。ツイッターなどでは、第三次世界大戦がトレンド入りしています。
今後の動向は想像できませんが、前回と大きく異なる点は、世界的なSNSの普及です。「SNS(一般民)」対「独裁者」の構図になるかもしれません。
80-100年サイクルの変動は、自然に対して人間が生じさせた「歪」を修正するための事象と考えています。
つまり、「自然」は、正又は負のエネルギーにより本来の姿のまま推移しますが、そこに「人間」の手が加わることにより、エネルギーの歪が発生します。そして、80-100年サイクル(人間の寿命)に対応して蓄積され、臨界点に達することにより蓄積されたエネルギーが急激に放出される物理現象と思っています。株価等のバブル発生/バブル崩壊がよい例かと思います。
言い方を換えれば、80-100年サイクルの変動は、人間の傲慢さが強制的に修正され、自然のバランスに戻される事象に外ならないと個人的には考えています。
人間は、一人ひとりが目的を持って生かされており、本来は、誰でも平等と考えられますが、独裁国家の場合、一人の人間にエネルギーが片寄り、結果的に大きな歪が発生すると思います。したがって、今回は、この歪の修正の始まりと見ることもできます。
今しばらくは大きな変動が続くかもしれませんが、どのような事態に遭遇しても、「自然」と「バランス」を念頭にして、常に正しい判断を心掛けたいと思っています。