他者は自分の鏡

職場で部下や同僚から相談を受けたときに、相手の話がまとまらず、聞いているこちらが混乱してしまうことはありませんか?
「上司に叱られた」「プロジェクトが進まない」「モチベーションが上がらない」など、色々な話が混ざり合っているときに必要なことは、事実と感情を整理して聴くことです。
事実と感情を整理して聴く
起きたこと(事実)と感じたこと(感情)。
私たちは誰かと話すとき、この2つを無意識に混ぜて話してしまいます。
事実:誰の目にも明らかな、客観的な出来事
(昨日、上司から企画案を差し戻された。B社から失注した。など)
感情:その事実に対して、主観的に感じたこと
(ショックだった。がっかりした。申し訳ない。など)
例:「上司から企画案が差し戻されたんです。もうショックで。私はダメなだけなんですかね?」
あなた:「A案が否定されたんですね(事実)。それは本当にショックでしたね(感情)。」
相手の話を聴くときには、心の中で事実と感情を整理できるように意識してみましょう。
相手は「自分の気持ちが分かってもらえた」と安心し、さらに本音を話してくれるようになります。
事実だけでなく感情を受け止める
仕事には感情を持ち込まないと言われがちですが、職場で働く部下や同僚も気持ちのある人です。
ですから、事柄はもちろん、気持ちを受け止めることなく、アドバイスや正論を伝えても、相手の心には響きません。
むしろ、話を聴いてもらえていないという不満を溜めてしまいます。
感情を受け止めてから、現実の問題解決に向き合うことで、職場での会話はずっとスムーズになり、信頼関係も深まります。
まとめ
日頃の会話の中でも、事実と感情を心の中で整理しながら相手の話を聴いてみましょう。
特に、感じる自分を大切に、感情の言葉に気づいたら、「それは楽しみですね」「それは大変ですね」とその言葉を伝え返してみましょう。
きっと相手は安心して、さらに本音を話してくれるようになります。
「気持ちを受け止めていますか?」
ライフキャリアカウンセラー
折山 旭


