悩み抜いて出た答えがいいとは限らない
デスワークの場合、たまに指先を
ペーパーで切ってしまうことが
ないでしょうか?
コレって、傷は浅いけど結構痛い
ですよね。
ところで、その痛みって本当に
その指先のキズ自体の痛みなん
でしょうか?
たとえば、麻酔をすれば手術用メスで
体を切り開いても全く痛みを感じません。
ここから考えられることは何か?
それは、突き詰めれば、体の痛みは
脳が作り出した感覚だということです。
件のペーパーで切ったキズも同様に
薔薇のトゲに触って指先から血が出て
ジンジン痛むのも。
この指先が痛いというのは、実は、
錯覚なんですよね。
本当のところ、実際の痛みは、指先
ではなく脳の中にあるわけです。
人体のメカニズム上、痛んでいる
ところを教えるために、痛みが指先に
あるという錯覚を起こしているという
仕組みです。
よく聞く話に事故で足を失った人が、
切断した足の痛みを医者に訴える
ことがあるそうです。
いわゆる、幻肢痛という症状です。
要は、脳の誤作動ということなん
でしょうね。
だとすれば、実は心の痛みも、脳が
作り出した感覚ではないでしょうか?
たとえば、自分の考えが否定されて、
すごく傷付いたと自我は訴えるかも
知れません。
しかし、それは“キッカケ”ではあっても
原因ではないのではないでしょうか。
なぜなら、痛みの原因は、全てあなたの
中にあるからです。
実は、誰もあなたの心を傷つけることは
できないのです。
そもそも、人間の本能的プログラムは
”心と体(命)を守ること”です。
だからこそ、周りの人間からの“承認”が
不可欠になるということになります。
共感されたい、
愛されたい、
褒められたい
そうやって欲求通りなれば、大きな喜びを
感じることができるわけです。
しかし、逆の現実になるとストレスホルモンが
脳内でドバッと放出されます。
自分自身に痛み(ストレス)を与えることで、
心と体が臨戦態勢に入り、“敵”から身を守ろう
とするわけです。
反撃を開始するか?
それとも逃げ出すか?
さああなたはどっちを選ぶだろうか?
翌々考えてみれば、戦国時代であれば
まだしも現代社会で生命を脅かす敵
なんてそうそういるものではありません。
ということであらば、、実はストレスの
多くが、“過剰防衛”なんですよね。
特に自己愛が強い人ほど、承認の欲求も
大きく、心が傷付きやすいので敵も多い
傾向にあります。
つまり、他の誰でもない「”敵を作って
いるのは、自分自身である”」という
ことなんですよね。
そのことに気づいているかどうかで
人生かなり違ってくると思うんです
けどね。