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コラム

”戦略”と”意識的取組み”の関係とは?

2021年5月9日

テーマ:人材育成

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 人材育成 研修組織マネジメント社労士 相談

戦略の本来的な意味とは?


畦道

「戦略」の定義とはなんだろう?

もちろん、色々な視点があるだろうが、
ここでは、
「戦いの道筋を意図的・意識的に作る」
こととしたい。

そもそも”略”という字は、
田畑を開拓して横に小道(道筋)を
設けることを意味している。

田畑の小道をイメージしてもらうと
ご理解いただけると思うが、

それは、「田畑を耕すための通路」
とともに「境界線」にもなっている。

しかも、それは、何となくではなく
100%意図的に作られているはず
です。

そういう意味では、歩きやすいところに
できる”踏みわけ道”とは本質的に意を
異にするわけです。

その本質は、あくまで、田畑(耕地)を
活用するために”意識的に特化した道”と
いうことになります。

それこそが”略”ということです。

”意識的である”ということの本質は?


戦略思考

ここでの一番のポイントは”意識的”と
いう点です。

たとえば、スポーツを例にとると、
プロ選手の一挙手一投足のそれは
驚くほど意識的です。

一流と呼ばれる人ほど、より”意識的”
であろうことは容易に想像がつきます。

但し、素人目には無意識的な動作に
しか見えないかも知れませんが・・。

それこそ意識的な動作を何万回という
反復トレーニングで、無意識的な状態に
まで昇華してるという意味では無意識的
なのかも知れませんが・・。

具体的には、例えば、マスターズで
メジャー優勝した松山英樹選手。

彼のスイング一振りの意識するところと
素人のそれでは、仮に見た目が一緒
だったとしても本質的なところでは、
雲泥の差があるはずです。

まさに田畑の小道と踏みわけ道の
本質的な違いと同様だと言える
のではないでしょうか?

さらに言えば、松山選手のスキルは、
才能だけで生まれたわけではなく
練習やトーナメントにおける
一スイング・一アプローチごとに
おける意識的なその繰り返しが、
好成績を生む再現性の高い無意識の
スイングやアプローチを生んだのでは
ないでしょうか。

だとすれば、戦略的思考の効果は、
”意識的”であることによって実現
(再現)されるということになる
のではないでしょうか。

翻ってそれを仕事に置き換えれば、
常に仕事の道筋をつけようとする活動
(戦略的活動)は、その”意識を高める”
ことを通じて状況を改善する姿勢を生む
とは言えないだろうか。

さて、あなたは、仕事において意識的
(戦略的)に取り組んでいることは
ありますか?

この記事を書いたプロ

内布誠

会社中をワクワクさせる人材育成(研修)のプロ

内布誠(ウチヌノ人事戦略事務所)

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