マイベストプロ宮崎

コラム

リーダー育成「7・2・1」の経験則

2020年8月23日

テーマ:人材育成

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: キャリアコンサルティング社労士 相談人材育成 研修

リーダー育成の上手い会社とは?


リーダー

リーダーの育成の上手い会社は、
研修のみに頼っているわけではない。

そういう会社は、仕事現場での経験と
上司らの薫陶を通じて、次世代の
リーダーが育てられている。

そうやって育ったリーダーが、
さらにリーダーを育成するという
好循環を生んでいるわけだ。

その連鎖が世代間・組織の断層間で
うまくつながっている。

つまり、リーダーシップのパイプ
ラインが生まれているということだ。

それは、まるで滝(カスケード)の
ようなものかもしれない。


リーダーの与える薫陶とは?


薫陶

ここで言う薫陶とは、
一歩先をいくリーダーが、若手に与える
仕事上の機会やそこでの経験のことだ。

彼らは目立たぬ支援や経験を通じての
価値観や持論を伝授・浸透させていく。

この経験と薫陶を通じて、次世代リーダーが
育成されるというわけだ。


「7・2・1」の経験則


指導


リーダーシップの研修・研究機関の調査によると

リーダーシップが発揮できるようになる上で
有益だった出来事とは?と聞かれた結果


・仕事上の経験       7割


・リーダーシップを発揮して
いる人を通じての薫陶    2割


・ 研修やセミナー       1割 


これが、リーダー育成における「7・2・1」の
経験則だ。


リーダー候補には一皮むける経験を?


プレゼン

仕事上の経験が7割との結果を踏まえれば、
リーダー候補にどのような経験を誰の下で
積ませるかが重要ということだ。

つまり、リーダーとして
「一皮むける経験」をどうさせるか?

また、その経験の中で接したリーダーから
何を学び取ってもらえるか?

ということが大事なことになる。

本来、仕事の場でリーダーシップも含め
育てていたのが元々日本の知恵だった
はずだ。

だとすれば、
現場を通じて人材を育成していくという
切れ目ない人材育成。

これをどう構築していくかがポイントに
なるわけです。

今後を見据えれば、AIが現場を席巻する
ことを止めることは困難だろう。

しかし、そもそもリーダーを育てるのは
人であることに変わりはないはずだ。

この記事を書いたプロ

内布誠

会社中をワクワクさせる人材育成(研修)のプロ

内布誠(ウチヌノ人事戦略事務所)

Share

関連するコラム

内布誠プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ宮崎
  3. 宮崎のビジネス
  4. 宮崎の人材育成・社員研修
  5. 内布誠
  6. コラム一覧
  7. リーダー育成「7・2・1」の経験則

© My Best Pro