ChatGPTのモデル終了|GPT-5.5終了の前に確かめること
仮に、社員から「ChatGPTがなくなるらしいです。いまのうちに別のAIに移したほうがいいですか」と聞かれたとします。検索してみると、「終わる」「サ終」といった言葉が並んでいて、どこまで本当か分かりません。
以前のコラム「ChatGPTのモデル終了|GPT-5.5終了の前に確かめること」では、10月14日で終えると告知された型(モデル)の1つについて、見直す設定を書きました。今回は、その手前の「ChatGPTそのものがなくなるのか」という心配の話です。
結論から書きます。OpenAIの公式の更新情報には、ChatGPTのサービスを終えるという告知はありません(11月1日に確認)。終わるのは、中で動いている型の1つです。慌てて乗り換えず、うわさを見たら公式の更新情報で確かめます。
1. 「サービスが終わる」と「型が入れ替わる」は別の話
ChatGPTは、OpenAIが提供しているサービスの名前です。その中で答えを作っているのが「型(モデル)」で、こちらは新しいものが出るたびに入れ替わります。
公式の更新情報では、GPT-5.5という型について、すべてのプランのChatGPTなどで提供を終えると告知されていました。終える日は、2026年10月14日とされていました。8月には、無料とGoのプランの既定の型がGPT-5.6 Lunaに替わりました。9月から10月にかけては、仕事向けのChatGPT WorkやCodexに、新しい型が次々に加わっています。型が終わっても、ChatGPTを開けば、ほかの型で使い続けられます。
出典:OpenAI「What's new | ChatGPT Learn」https://learn.chatgpt.com/docs/whats-new
2. これまで、型の終わりは前もって告知されてきた
更新情報で確かめた2つの例では、型の終わりは1か月ほど前に告知されていました。GPT-5.5は、9月14日からの週に、10月14日で終えると告知されました。Codexで使えたGPT-5.4は、7月27日からの週に、8月31日で終えると告知されました。
これまでの告知には、終わる日と、何が対象かが書かれていました。いま名指しで選んでいる型が告知に出てきたときだけ、設定を見直します。見直す場所は、以前のコラムに書いたとおりです。
3. うわさを見たら、公式の更新情報で確かめる
「終わる」という話を見かけたら、SNSやまとめの記事ではなく、OpenAIの更新情報のページを開きます。ページは英語です。翻訳する前に、ブラウザのページ内検索で「retire」(提供を終える)と入れると、終わる型の告知が見つかります。見つけたら、ブラウザの翻訳で日本語にして読めます。
告知に出てくる名前が、いま使っている型でなければ、することはありません。ChatGPTのサービスそのものについての告知が出たときは、そのページに書かれた日付と手順に沿って動きます。
4. うわさで乗り換えず、資料を手元に残す
うわさを見て慌てて、ほかのAIへ移ったり、有料のプランを解約したりするのは待ちます。乗り換えれば、社員の慣れた使い方や、作り込んだ頼み方を一から作り直すことになります。
その代わりに、普段からできることが1つあります。ChatGPTで作った大事な文章や資料は、会話の中に置いたままにせず、会社のファイルに保存しておくことです。そうしておけば、型が替わっても、サービスに何かあっても、仕事の材料は手元に残ります。
まとめ
- 公式の更新情報に、ChatGPTのサービスを終える告知はない(11月1日に確認)
- 終わるのは中の型。これまで告知は1か月ほど前に出ていた。名指しで選んでいる型のときだけ見直す
- うわさで乗り換えず、大事な資料は会社のファイルに保存しておく
AIの道具は、これからも中身が入れ替わります。うわさに振り回されず、公式の告知で確かめて、必要なときだけ動けば足ります。


