人手不足の会社が、AIやITに任せられる仕事の見つけ方|人を増やす前にできること
「ChatGPTのGPT-5.5が、10月14日で終わるらしい」。そのようなお知らせを、ニュースや社内のやり取りで見かけたとします。社員から「うちで使っているのは大丈夫ですか」と聞かれても、どこを見ればよいのか分からない。そもそも「モデル」という言葉がピンとこない、という方もいると思います。
モデルとは、ChatGPTの中で答えを作っているAIの型のことです。同じChatGPTの画面でも、中の型は時期によって入れ替わります。今回終わるのは、その型の1つです。
結論から書きます。見直すのは、GPT-5.5を名指しで選んで保存している設定だけです。 毎回開いて質問しているだけで、型を自分で選んだ覚えがないなら、自分で見直す設定はありません(会社で契約している場合は、管理する人が既定の型を確かめます)。そのうえで、14日を過ぎたら一度開いて、いつもどおり使えるかを確かめておけば足ります。
何が終わるのか
OpenAIの公式の更新情報(10月13日に確認)には、次のように書かれています。GPT-5.5は、2026年10月14日に、ChatGPT、ChatGPT Work、Codexから提供を終える。対象は全プランで、個人向けのほか、Business、Enterprise、Eduのプランも含む。
一方で、APIは対象外とされています。APIとは、自社のシステムやほかのサービスが、裏でOpenAIのAIを呼び出すときの入口です。終わるのはChatGPTなどで選べる型の1つで、ChatGPTそのものがなくなるわけではありません。APIでつないだ自社の仕組みは、今回は見直さなくて構いません。
分かれ目は「名指しで選んでいるか」
発表が、期限の前に見直すよう挙げているのは、GPT-5.5を選んだまま残っている設定です。保存したモデルの設定、ワークスペース(会社で契約した共有の場)の既定、自分で作ったエージェント(決まった仕事を自分で進めるよう設定したAI)、決まった時刻に動かすタスク、Codexで動かすプログラムの中の指定です(APIで動かしているプログラムは対象外です)。
迷うとすれば、詳しい社員が以前に設定を作り込んだ会社です。仮に、毎朝決まった時刻にChatGPTに集計の下書きを作らせる仕組みを、1人の社員が作っていたとします。その仕組みの中でGPT-5.5を名指ししていたら、中身を知っているのは作った本人だけ、ということが起こりえます。
確かめる場所は3つ
- 会社で契約しているなら、管理画面で決めている既定の型
- 決まった時刻に動かしているタスクや、自分で作ったエージェントの型の指定
- Codexを使っているなら、その設定と、プログラムの中の「gpt-5.5」という文字(プログラムの中では、名前を小文字で書きます)

代わりにどの型を使うかは、公式の発表では名指しされていません。Codexについては「プランと使う道具に合わせて、使える代わりの型を選ぶ」とだけ書かれています。
期限の前に、やらなくてよいこと
このお知らせだけを理由に、ほかのAIのサービスへ乗り換えたり、プランを変えたりする必要はありません。終わるのは型の1つです。
14日を過ぎて、答えの書きぶりが前と少し違うと感じることはあるかもしれません。中の型が替われば、答え方も変わることがあるからです。ただ、AIが出したものを最後に人が確かめる、という使い方は、型が替わっても同じです。
まとめ
- 終わるのはGPT-5.5という型の1つ。APIは対象外
- 見直すのは、GPT-5.5を名指しで保存している設定・タスク・プログラム
- 14日を過ぎたら一度開いて、いつもどおり使えるかを確かめる
AIの道具では、こうした入れ替わりがこれからも続きます。宮崎の会社でも、県外の会社でも、作り込んだ設定の中身を1人だけが知っている状態にしないこと。それが、次の入れ替わりで慌てないための備えになります。


