手書きの資料をChatGPTで見やすい資料に|パソコンなし、スマホだけ。一緒にやって15分
初めてAIを使う方向けの講座で、よく聞かれる質問が4つあります。
「いろいろなAIがあって、何を使えばいいか分からない」
「AIに、どう頼めばいいか分からない」
「AIに頼んだら、暴走するのではないかと怖い」
「セキュリティは大丈夫?情報が漏れない?」
どれも、使い始める前に手が止まってしまう質問です。結論から書きます。最初は1つのAIに決めて、ふだんの言葉で聞きます。漏れて困る情報は入れず、返ってきた答えを使うかどうかは自分で決めます。この回では、4つの質問に順にお答えします。
1. どれを使えばいいか:まず1つに決める
AIのアプリはいくつもありますが、最初に比べる必要はありません。1つ決めて、しばらくはそれだけを使います。家族や知り合いが使っているものにすると、分からないときに聞けます。使ううちに、自分が何に使いたいのかが分かってきます。比べるのは、それからで間に合います。
講座でも、最初の回はChatGPTのアプリを1つだけ入れて、それで質問してみるところから始めています。アプリを入れるときは、似た名前のアプリに気をつけます。App Store や Google Play の画面で、アプリを作った会社の名前を見て、「OpenAI」と入っているものを選びます。App Store では、「販売元」の欄に「OpenAI OpCo, LLC」と出ます。
出典:App Store「ChatGPT」https://apps.apple.com/jp/app/chatgpt/id6448311069
2. どう頼めばいいか:ふだんの話し言葉で
決まった書き方はありません。家族や同僚に頼むときのような、ふだんの言葉で書きます。そのうえで、誰に向けた説明か、どのくらいの長さかを添えます。たとえば「チキン南蛮の作り方を、初めて作る人向けに、5行で教えて」のように頼みます。
返ってきた答えが思っていたものと違っても、失敗ではありません。「手順に番号を付けて」「材料も書いて」と、足りないところを続けて頼むと、書き直した答えが返ってきます。一度でうまく頼もうとしなくて大丈夫です。
詳しくは以前のコラム「AIで何ができる?例を3つ|パソコンが苦手でも、スマホで今日から試せる頼み方」に書きました。
3. 暴走しないか:何をするかを決めるのは自分
質問して答えをもらう使い方では、AIに頼んでいるのは、答えの文を書くところまでです。その答えをもとに電話をかけたり、メールを送ったりするかどうかは、自分で決めます。
AIには、メールを送る、ファイルを消すといった操作まで任せる使い方もあります。初めのうちは、そこまで任せなくてかまいません。聞いて、答えを読んで、自分で決める。この使い方で十分です。
暴走よりも気をつけたいのは、AIの答えが間違っていることがある点です。もっともらしい文で間違えることがあるので、大事なことは、ほかの資料でも確かめます。
4. 情報が漏れないか:漏れて困るものは入れない
ChatGPTのようなAIのアプリでは、打った文はスマホの中だけで処理されるのではなく、AIを提供している会社のコンピューターに送られて、答えが作られます。だから、漏れて困る情報は、最初から入れないのがいちばん確かです。自分やほかの人の名前・住所・電話番号、パスワードは、AIに入れません。仕事で使うなら、お客様の情報や、社外に出せない資料も入れません。
ChatGPTには、入力した内容をAIの学習に使わせない設定もあります。設定の「データコントロール」を開き、モデルの改善に協力する項目をオフにします。講座でも、質問を始める前に、全員でこの設定をしています。設定をしても、名前やパスワードを入れない約束は変わりません。
まとめ
- 最初は1つのAIに決める。アプリは作った会社の名前を確かめて入れる
- 頼み方は、ふだんの話し言葉で。思った答えでなければ、言い直して頼めばよい
- 答えを使うかどうかは自分で決める。大事なことは、ほかの資料でも確かめる
- 名前や電話番号、パスワードなど、漏れて困る情報は入れない
何を使うか、どう頼むか、安全に使えるかで迷ったら、まず1つのアプリで、1つ聞いてみるところから始めます。


