朗読ボランティア  「杜の音通信」(No.92)

長野淳子

長野淳子

テーマ:朗読

平成26年の9月から、月1回のペースで 朗読ボランティア に伺っている 「ギャラリー杜の音」



92回目 の令和5年6月は、以下の 4作品 を朗読しました。



★ 浜田廣介:作「むく鳥のゆめ」
★ 角田光代:作「口紅のとき」より「6歳」
★ 椋 鳩十:作「大造じいさんとがん」
★ 大橋静子:作「すてきなあなたに」より「私はむき役」


① 浜田廣介:作「むく鳥のゆめ」



日本のアンデルセン 浜田廣介の童話が、現代画家の網中いづるの絵で甦ります。



もうこの世にいなくなってしまった母さん鳥を、栗の木のほらで待ち続けるむく鳥の子ども。
ある雪の夜、子どもの鳥がみた夢は……。



今回は、 浜田廣介の世界を、堀さんがあたたかく表現してくれました。
杜の音の皆さんも、優しいまなざしを向けながらきいてくださいました。

②角田光代:作「口紅のとき」より「6歳」



女性の幼年期から高年期まで、様々な年齢のシーンでの「口紅とのエピソード」を描いた作品。



「口紅」の持つ特別な存在感と、化粧文化の中で成長していく「女性の心と姿」が印象的です。



静謐な文体でありながら、力強い生命力が感じられる作品。
その中から今回は「6歳」を、高橋さんがしなやかに表現してくれました。

③椋 鳩十:作「大造じいさんとがん」



老狩人と利口な鳥である雁の、敵味方の関係を超えた、あつい交わりを描いたお話。



群れの頭領「残雪」の賢さから、狩人の大造じいさんは、がん狩りがうまくいかなくなります。
ある日仲間をはやぶさから助けようとした「残雪」を、一度は狙うも逆に助けます。

そして「おれたちは また どうどうと たたかおうじゃあないか」と、
「残雪」が、飛び去る姿を見まもりながら、大きな声で呼びかけるのでした。



椋鳩十が「命の重み」をこどもたちに伝えたくて書いた作品です。
小学校五年生の国語教科書に載っています。

今回は、ベテランの田中さんが、大造じいさんの思いをたっぷりと語ってくれました。
杜の音の皆さんも、じっくりとききいってくれました。

④大橋静子:作「すてきなあなたに」より



日々の暮らしの中で出会う様々な出来事を綴った、大橋鎭子さんのエッセイ



作者の大橋鎭子さんは、NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」のモデルになった方で、
生活情報誌「暮しの手帖」の創刊者です。



私は、2012年の9月から、このシリーズをラジオ番組で朗読していますが、
今回はその中から「私はむき役」を紹介しました。



読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」
「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。

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言葉には話す人の思いが宿ります。「生きた言葉」を日頃から使って、物事を人生をいい結果に導きましょう。ステージ・アップは、司会・朗読・講演・講座など様々なシーンに合わせて「生きた言葉」をお届けします!!

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