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朗読ボランティア  「杜の音通信」(No.84)

2022年10月24日 公開 / 2022年12月13日更新

テーマ:朗読

コラムカテゴリ:くらし

平成26年の9月から、月1回のペースで 朗読ボランティア に伺っている 「ギャラリー杜の音」



84回目 の令和4年10月は、以下の 4作品 を朗読しました。

① 紙芝居「たのきゅう」
② 大橋 鎭子:作「すてきなあなたに」より「きれいなシワ」「あたたかい手」
③ 落語絵本「千両みかん」
④「1日10分のぜいたく」より いしいしんじ:作「神主の白木さん」

① 紙芝居「たのきゅう」



旅役者の「たのきゅう」が峠で出あったじいさまは、うわばみの化け物でした。


 
ウワバミは「たのきゅう」をタヌキだと思い、自分の弱みを話してしまいます。
それを聞いた「たのきゅう」は・・・・



いろいろな役をこなして、楽しいお話に盛り上がった紙芝居
今回は、初参加の 長谷さん が披露してくれました。

② 大橋 鎭子:作「すてきなあなたに」より



日々の暮らしの中で出会う様々な出来事を綴った、大橋鎭子さんのエッセイ



作者の大橋鎭子さんは、NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」のモデルになった方で、
生活情報誌「暮しの手帖」の創刊者です。



私は、2012年の9月から、このシリーズをラジオ番組で朗読していますが、
今回はその中から「きれいなシワ」と「あたたかい手」を紹介しました。

③ 落語絵本「千両みかん」

人間国宝・柳家小三治さんの古典落語が元になっている 落語絵本



舞台は、江戸の町。
長患いの若旦那のために、真夏にみかんを探すことになった番頭さん。



ついに法外な値段がついた1つのみかんを前に、番頭さんは何を思うのか……。



1両がおよそ10万円。だとすると千両っていったい・・・・?
スケールが大きすぎるような、どこか小さいような……実に落語らしい見事な味わいを、
今回は、ベテランの田中さんが実にうまく表現してくれました。

④ 「1日10分のぜいたく」 より いしいしんじ : 作 「神主の白木さん」



全世界で聴かれている 「NHK WORLD JAPAN」 のラジオ番組で、
17の言語に翻訳して朗読された作品の中から、人気作家8名の短編を収録した一冊。



その中から今回は、いしいしんじさんの「神主の白木さん」を 朗読しました。



様々なものに宿っている「神様たち」の様子に、
杜の音の皆さんも、くすくす笑いながら聞いて下さいました。



読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」
「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。

この記事を書いたプロ

長野淳子

生きた言葉のプロ

長野淳子(ステージ・アップ)

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