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朗読ボランティア  「杜の音通信」(No.70)

2020年9月29日 公開 / 2020年11月7日更新

テーマ:朗読

コラムカテゴリ:くらし

平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」



70回目 を迎えた令和2年9月は、以下の4作品を朗読しました。

① 湯本 香樹実 : 文 ・ 酒井 駒子 : 絵 「くまとやまねこ」
② 川端  誠 : 作 ・ 絵 落語絵本 「そばせい」
③ 夫から妻へ、妻から夫へ 「60歳のラブレター」⑩ より
④ 向田 邦子 : 作 「霊長類ヒト科動物図鑑」 より 「傷だらけの茄子」


① 湯本 香樹実 : 文 ・ 酒井 駒子 : 絵 「くまとやまねこ」

 

湯本 香樹実さん からすべての人に向けて、優しく描かれている 「生と死」 についてのお話。
酒井 駒子さん の心のこもった絵と合わさると、読み終えた後、
音楽を聴き終わった様な、静かな感動を覚えます。



今回は、小笠原さんが、くまの小鳥への想いを 「優しい声」 で表現してくれました。
聞いていて、胸がジーンとあたたかくなりました。
杜の音の皆さんにも、十分伝わったようでした。

② 川端  誠 : 作 ・ 絵 落語絵本 「そばせい」



むらさきの羽織がトレードマークの 清(せい)さん、
もりそば40枚を食べる強者で、ひと呼んで 「そば清」 さん。
はずみで賭けにのり、50枚に挑戦することに。



何事もほどほどに ということが、存分に伝わってくる落語絵本。
今回は、田中さんが臨場感たっぷりに語ってくれました。
杜の音の皆さんも、オチのところでは、声を出して唸っていました。

③ 夫から妻へ、妻から夫へ 「60歳のラブレター」⑩ より

 

夫婦として共に歩み、寄り添いながら、幸せも悲しみも分け合い、共に闘ってきた。
そして今、ハガキ1枚分に綴った伴侶への言い尽くせない感謝の思いが、行間からあふれ出る。



今回は、私 長野と、小笠原さん、田中さんと3人で紹介しました。
杜の音の皆さんも、ご自身のことと重ね合わせながら、しみじみと聞き入って下さいました。

④ 向田 邦子 : 作 「傷だらけの茄子」

  

優れた人間観察で人々の素顔を捉え、生の輝きを鮮やかに浮び上らせる、
向田邦子の傑作エッセイ集。
台風の日の 「家庭の情景」 が見事に描かれています。



向田さんのエッセイは、現代にも 「あるある!」 と思えてしまう日常のエピソードや、
鋭い意見があって、古臭さを全く感じずることなく楽しんで読むことが出来ます。
杜の音の皆さんは、向田さんと同世代の方が多いので、いつも熱心に耳を傾けて下さいます。



読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」
「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。

当日の詳しい模様は、こちらをご覧ください!
https://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/-29.php

この記事を書いたプロ

長野淳子

生きた言葉のプロ

長野淳子(ステージ・アップ)

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