朗読ボランティア  「杜の音通信」(No.67)

長野淳子

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テーマ:朗読

平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
新型コロナウイルスの影響で、4月と5月はお休みを頂き、3か月ぶりの訪問でした。



67回目 の令和2年6月は、以下の3作品を朗読しました。

① 林 木林 : 作 ・ 岡田 千晶 : 絵 「ひだまり」
② 向田 邦子 : 作 「父の詫び状」 より 「身体髪膚」
③ 川端 誠 : 作 「風来坊の子守歌」


① 林 木林 : 作 ・ 岡田 千晶 : 絵 「ひだまり」

  

乱暴者で自由奔放な猫の トラビス は、親切で優しい ミケーレ と出会い、幸せを知ります。
ところが、ミケーレを失い、元のすさんだ生活に戻ってしまい......。
すべてを失った絶望の底から、再び希望の光を見出すまでを描いた感動作。



今回は、猫が大好きな田中さん が、トラピスとミケーレの声をうまく使い分けて、
心情豊かに読んでくれました。
杜の音の皆さんも、しっかりと耳を傾けて下さいました。

② 向田 邦子 : 作 「父の詫び状」 より 「身体髪膚」

  

「身体髪膚 之ヲ父母ニ受ク 敢テ毀傷セザルハ 孝ノ始メナリ」

これは、

「私たちの体は、髪の毛から皮膚に至るまで、すべてが父母から貰ったものである。
自分の身体を大事にすることが、親孝行の第一歩である」

という意味で、体に残る小さな傷を通しての、向田さんの家族への思いが
温かい眼差しで描かれた作品です。



体に残る 「小さな傷痕」 は、当時のことを思い出す 「スイッチ」 のような気がします。

③ 川端 誠 : 作 「風来坊の子守歌」

  

木彫りにかけては天下一品。「あしたはあしたの風がふく」 と、いつもの決めぜりふ。
旅のお坊さん、「風来坊シリーズ」 の名作!



時代劇風の人情物語を、田中さんが臨場感たっぷりに読んでくれました。
杜の音の皆さんも、楽しんで下さったようです!



読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」
「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。


当日の詳しい模様は、こちらをご覧ください!
https://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/-26.php

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長野淳子(講師)

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言葉には話す人の思いが宿ります。「生きた言葉」を日頃から使って、物事を人生をいい結果に導きましょう。ステージ・アップは、司会・朗読・講演・講座など様々なシーンに合わせて「生きた言葉」をお届けします!!

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