「お茶会での朗読」
平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
60回目 を迎えた令和元年9月は、以下の4作品を朗読しました。
① 森下 典子 作 「いとしいたべもの」 より 「茄子の機微」
② 「君へ。つたえたい気持ち三十七話」 より 「モーニングコール」
③ 宇野 千代 作 「不思議な事があるものだ」 より 「待つことの人生」
④ 向田 邦子 作 「父の詫び状」 より 「お八つの時間」
① 森下 典子 作 「いとしいたべもの」 より 「茄子の機微」
ひと口食べた瞬間、心の片隅に眠っていた懐かしい思い出が甦る・・・・・
だれもが覚えのある体験を、ユーモアと優しさに満ちた視点で描かれたエッセイ。
秋茄子の美味しい季節。
今回は、加藤さんが、作者の思いを丁寧に表現してくれました。
杜の音の皆さんも、じっくりと聴き入ってくれたようです。
②「君へ。」 より 「モーニングコール」
「誰かへ伝えたいメッセージ」 を主題にした、37名の作家たちによる ショートストーリー集。
どんなに文明が進んでも、大切なことは変わらないと気付かされるエッセイ。
今回は八幡さんが、田口ランディの作品を優しく届けてくれました。
杜の音の皆さんも、静かに聴き入ってくださいました。
③ 宇野 千代 作 「待つことの人生」
98歳の天寿を全うするまで書き続けた、宇野千代の文学の極点を示す、最晩年の作品集。
今回は 村山さんが、宇野千代の世界観をうまく表現してくれました。
杜の音の皆さんも、ご自身の人生と重ね合わせながら聞いて下さったようでした。
④ 向田 邦子 作 「父の詫び状」 より 「お八つの時間」
向田邦子さんの、子供のころの 「お八つ」 のお話です。
読み終わった後、お客様から 「小さい頃のことを思い出しました」
「向田さんの作品は、いつ聞いてもジーンときますね」 という感想を頂きました。
読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」
「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。
当日の詳しい模様は、こちらをご覧ください!
https://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/post-122.php