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コラム

朗読ボランティア 「杜の音通信」 (H31年2月号)

2019年2月25日 公開 / 2019年6月2日更新

テーマ:朗読

コラムカテゴリ:スクール・習い事

平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
2月は、以下の3作品を朗読しました。

① おざわ としお :再和 「日本昔ばなし」 より 「仙人のおしえ」
② 安房 直子 :作 「初雪のふる日」
③ 角田 光代 :作 「彼女のこんだて帖」 より 「豚柳川できみに会う」

① おざわ としお :再和「日本昔ばなし」より「仙人のおしえ」

  

「むかし、あるところに、ひとりのわかものが、目の見えない母親とくらしていました。」



言葉がすーっと入ってきます。
この絵本は、昔話研究の第一人者の小澤俊夫さんが再話した、
後世に語り継がれる上質な日本昔ばなしです。



美しい日本語で語られる本物の昔ばなしを、
今回は堀さんが、情景が目に浮かぶように読んでくれました。
杜の音の皆さんも、昔ばなしの世界を楽しんでくれたようです。

② 安房 直子 :作 「初雪のふる日」   



「片足、両足、とんとんとん」

秋の終わりに、石けりをしていた女の子。
続けているうちに、しろうさぎが石けりをしている輪の中に入ってしまいます。



しろうさぎは、雪を降らせる 「雪うさぎ」 なのです。
雪うさぎの輪の中から出なければ、女の子は一緒に連れ去られてしまうのです。
女の子は、無事に戻ってこられるのでしょうか?



安房直子さんの 「冬の童話」 を、田中さんがイメージを大切に読んでくれました。
杜の音の皆さんも、安房さんの 「不思議な世界」 を楽しんで下さったようでした。

③ 角田 光代 :作 「豚柳川できみに会う」

 

舌にも胃袋にも美味しい料理は、幸せを生み、人をつなぐ。
亡くなった奥さんの手料理を、自分で再現しようと頑張る夫の物語。



巻末のレシピも、エピソードに出て来る料理のレシピなので、料理のイメージも楽しめます。



読んでいてなんだかじわっと込み上げてくるものがあり、
杜の音の皆さんにも伝わったようでした。



「朗読ボランティア」 がある日にデイサービスの日を変更する方もいる・・・
今回、そんな嬉しいお声を頂きました。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。

当日の詳しい模様は、こちらをご覧ください!
https://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/-312.php

この記事を書いたプロ

長野淳子

生きた言葉のプロ

長野淳子(ステージ・アップ)

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