朗読劇 「悪女について」 秋田公演を終えて|出会いと感謝
平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
12月は、以下の5作品を朗読しました。
① おーなり 由子 :作 「ことばのかたち」
② 岡山県の民話より 「夢見小僧」
③ 角田 光代 :作 「彼女のこんだて帖」 より 「かぼちゃの中の金色の時間」
④ 村岡 花子 :作 「黄金の網」
⑤ 矢野 竜広 :作 「そこに日常があった。」 より 「当たり前のこと」
① おーなり 由子 :作 「ことばのかたち」
おーなり由子さんが、ほんわりと丁寧に描いた、ことばについての絵本。
今回、杜の音初参加の加藤さんが、おーなりさんの言葉の世界を、丁寧に表現してくれました。
杜の音の皆さんも、絵本を見ながら、聴き入って下さったようです。
② 岡山県の民話より 「夢見小僧」
不思議な初夢をみた若者が、親や主人からその内容を聞かれますが、
「よい夢は人にかたるな」 という言い伝えを守ったため、家を追われてしまいます。
その後、様々な苦難を乗り越えて、初夢のとおりの幸せな結婚をする、という話。
今回は堀さんが、登場人物の声を使い分けて、表情豊かに読んでくれました。
杜の音の皆さんも、新しい年に思いを馳せながら、楽しそうに聞いて下さいました。
③ 角田 光代 :作 「かぼちゃの中の金色の時間」
舌にも胃袋にも美味しい料理は、幸せを生み、人をつなぐ。
食にまつわる14話の短編集で、それぞれの登場人物が、全作品を通して
何かしら関わり繋がりがある、連作になっています。
今回は、仕事で多忙の母親特製の 「かぼちゃの宝蒸し」 を、
杜の音初参加の松高さん が読んでくれました。
杜の音の皆さんも、目を細めながら聞き入って下さいました。
④ 村岡 花子 作 「紅い薔薇」 より 「黄金の網」
「赤毛のアン」 の翻訳者として知られる 村岡花子さん
クリスマスツリーに金モールが飾られるようになったわけを描いた 「黄金の網」
敬虔な クリスチャン である彼女の、深い慈悲と慈愛が感じられる作品です。
⑤ 矢野 竜広 作 「当たり前のこと」
「太陽がのぼること」 で始まるこの詩は、
「当たり前に思えてしまうこと その一つ一つが 本当は奇跡」 という内容で、
ステージ・アップの朗読会でいつも最後に、参加者全員で読んでいる詩です。
「杜の音」 でも、いつも結びに全員で、音楽にのせて読みます。
「毎回この詩を朗読するのが楽しみです」 という方もいて、
「お友達にもコピーしてプレゼントしました」 とおっしゃって下さいました。
読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」 「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。
当日の模様は、こちらをご覧ください!
https://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/-3012.php