高齢者施設のひな祭り行事|芥川龍之介 「雛」の朗読会
平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
9月は、以下の4作品を朗読しました。
① 工藤 直子:作 「のはらうた」 より 「てんてんのうた」
② 東 直子:作 「とりつくしま」 より 「トリケラトプス」
③ 東 直子:作 「とりつくしま」 より 「レンズ」
④ 東 直子:作 「とりつくしま」 より 「白檀」
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① 工藤 直子:作 「のはらうた」 より 「てんてんのうた」 (朗読:堀 多佳子さん)
「てんてんてん なんじゃらほい!」
おたまじゃくしが てんてんてん
おひさま ぽかぽか いけのなか
あたまふりふり てんてんてん
画用紙に描かれた 「点々」 を見せて、「てんてんてん なんじゃらほい!」 と、問いかけます。
その後、画用紙の上に、透明のパネルを重ねると、答えが分かる・・・という絵遊び。
今回は、小学校でも読み聞かせをしている堀さんが、手作りのパネルを披露してくれました。
杜の音の皆さんも 、わらべ歌のような絵遊びを、楽しそうに見て下さいました。
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② 東 直子:作 「とりつくしま」 より 「トリケラトプス」 (朗読:小笠原 清子さん)
命を亡くした人に、「とりつくしま係」 が問いかける。
「この世に未練はありませんか。あるなら、なにかモノになって戻ることができますよ」 と。
結婚2年目に、交通事故で命を亡くした妻は、
夫の愛用の 「マグカップ」 になって、夫を見守ります。
小笠原さんは、今回もトップバッター。
杜の音の皆さんも、興味深そうに耳を傾けてくれました。
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③ 東 直子:作 「とりつくしま」 より 「レンズ」 (朗読:堀 多佳子さん)
命を亡くした人が、この世に戻り魂を宿すモノ。それが 「とりつくしま」
歌人、東直子の美しい言葉で紡がれた 「魂の物語」 です。
プレゼントした 「カメラ」 になって、孫を見守ろうと思った 「おばあちゃん」 を、
堀さんが、表情豊かに演じてくれました。
杜の音の皆さんも、自身の人生と重ねながら、聞いて下さったようでした。
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④ 東 直子:作 「とりつくしま」 より 「白檀」 (朗読:長野 淳子)
中国土産の 「扇子」 になって、書道の恩師を見守る 「愛弟子」
それぞれの思いに触れた後、最初に浮かんだ顔が、「あなたの一番大切な人」 かもしれません。
読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」 「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。
当日の詳しい模様は、こちらをご覧ください!
http://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/-309.php