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長野淳子

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ステージ・アップ

コラム

朗読ボランティア 「杜の音通信」 (平成29年 12月号)

朗読

2017年12月20日 / 2018年2月4日更新

平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
12月は、以下の4作品を朗読しました。


① 佐藤 愛子:作 「九十歳。何がめでたい」 より 「老残の悪夢」
② 児玉 辰春 :作 「よっちゃんのビー玉」
③ シルヴィ・ネーマン :作 「水曜日の本屋さん」
④ 矢野 竜広 :作 「そこに日常があった。」 より 「当たり前のこと」


佐藤 愛子:作 「九十歳。何がめでたい」 より 「老残の悪夢



大正12年生まれ、現在93歳の大作家 佐藤愛子の最新エッセイ集。
『九十歳。何がめでたい』 というタイトルには、ご本人曰く 「ヤケクソが籠っています」。

艱難辛苦を乗り越えて生きて来た佐藤さんだからからこそ書ける緩急織り交ぜた文章は、
人生をたくましく生きるための 「金言」 も詰まっていて、大笑いした後に深い余韻が残ります。
 


今回は八幡さんが、自分自身と重なる部分もあるのか、半ばやけくそ気味に表現してくれました。
杜の音の皆さんも 「ウンウン」 と、しきりにうなずきながら聞いて下さいました。


児玉 辰春 :作 「よっちゃんのビー玉」  



広島に落とされた原爆でよっちゃんはなくなりました。「ビー玉がきれいじゃねえ」 ということばを残して。
ビー玉は兵隊にいったおにいさんが、よっちゃんのために見つけてきてくれたものでした...。
ビー玉に秘められた戦争の悲しみを描く絵本です。



世の中がなんだかきな臭い昨今、唯一の被爆国としてあらためて警鐘を鳴らしたい。
そんな思いを込めて、田中さんが読んでくれました。杜の音の皆さんも、じっくりと聞き入って下さいました。


シルヴィ・ネーマン :作 「水曜日の本屋さん」  



あのおじいさん、いつも戦争の本を読んでいるけれど、どうしてそんな本を読むの......? 
フランスの街角の小さな本屋さんを舞台に、本が介する少女と老紳士との心の交流を描いた絵本。
少女の豊かな感受性が胸を打つ感動作です。



今回は堀さんが、女の子の素直な視線を優しく読んでくれました。
杜の音の皆さんも、優しい眼差しで聞き入っていました。


矢野 竜広 作 「そこに日常があった。」 より 「当たり前のこと」


「太陽がのぼること」 で始まるこの詩は、
「当たり前に思えてしまうこと その一つ一つが 本当は奇跡」 という内容で、
ステージ・アップの朗読会でいつも最後に、参加者全員で読んでいる詩です。



「杜の音」 でも、いつも結びに全員で、音楽にのせて読みます。
「この詩のコピーを部屋の壁に貼っています」 という方もいて
「毎回この詩を朗読するのが楽しみです」 とおっしゃって下さいました。



読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」 「楽しかった」 の声が
「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。


当日の詳しい様子は、こちらをどうぞ!
http://www.stage-up.info/contents/cat9/-2912.php

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