「お身体をお厭いください」 相手を思い遣る 大和言葉
久しぶりに本を一気に読み通しました。
自慢にもなりませんが、活字を目にすると条件反射のように眠くなる私にとって、これは非常に珍しいこと。
その本には、私が普段から好んで使っている 「言葉」 がたくさん載っていて、
それらの 「由来」 や 「文法」 「使い方」 などもわかりやすく説明され、実に興味深い内容でした。
その本は、高橋こうじ著 「日本の大和言葉を美しく話す」 ~こころが通じる和の表現~
日本語の単語は3種類
その本から引用すると、日本語の単語には 「大和言葉」 「漢語」 「外来語」 の三種類があって、
・「大和言葉」 は、日本の風土の中で生まれた日本固有の言葉で、柔らかく美しい和の表現
・「漢語」 は、中国語から取り入れた言葉で、ほとんどが音読みで発音される
・「外来語」 は、中国以外の外国から来た言葉で、多くはカタカナ表記
例えば、披露宴でよく使われる 「新たなる旅立ち」 は 「大和言葉」
これを 「漢語」 でいうと 「出発」 、「外来語」 でいうと 「スタート」 となるわけです。
物事を語るとき、意味は同じであっても、どんな 「言葉」 を使うかで
ニュアンスはだいぶ違ってきます。
最近は、「短縮語」 や 「造語」 は言うに及ばず、何にでも 「チョ~」 をつけたり、
「かわいい~」 のひと言で片づけてしまったりと、表現力の乏しさを嘆くことしきりです。
日本には、伝統や文化に基づいた 「大和言葉」 があります。
そうした 「言葉」 を日頃から使って、会話や文章が豊かに彩られるといいですね!!
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