朗読劇 「悪女について」 秋田公演を終えて|出会いと感謝
ステージ・アップでは、震災後、仮設住宅や病院などで、朗読ボランティアを行ってきましたが、
この度ご縁を頂いて、仙台市内の高齢者施設に定期的に伺うことになりました。
昨年の9月から、月1回のペースで伺っているのは、
泉区にある住宅型有料老人ホーム 「ギャラリー杜の音」
リビング仙台の 「大人のための朗読講座」 の受講生の中に、
「ギャラリー杜の音」 に入居している方とご友人という方があり、
そのご縁で、受講生のメンバーで 「チーム杜の音」 を結成し伺うことになりました。
「ギャラリー杜の音」 では、デイサービスも行っていて、
陶芸やフラワーアレンジメント、コーラスなど様々な 「アクティビティ」 が行われていて
その 「アクティビティ」 のひとつとして、参加させて頂くことになりました。
これまで朗読した作品は
・小野和子さんの童話 「ゆめのゆめのサーカス」
・倉本 聡さんの童話 「ニングルの森」
・向田邦子さんのエッセイ 「お辞儀」 「字のない葉書」 「父の詫び状」
・大橋鎭子さんのエッセイ 「すてきなあなたに」
・村岡花子さんの童話 「黄金の網」
などで、作者や作品の紹介をはじめ、世間話などを織り込みながら
ひとつの作品をメンバーで読み分けたり、CDの音楽にのせて読んだりしています。
又、会の最後に、矢野竜広さんの 「当たり前のこと」 という詩を
参加者全員で声を合わせて、読んでいます。
「太陽がのぼること」 で始まるこの詩は、
「当たり前に思えるひとつひとつのことは、本当は奇跡」 という内容で、
ステージ・アップの朗読会でいつも最後に、参加者全員で読んでいる詩です。
「アクティビティ」 には毎回30名ほどの方々が参加して下さり、
笑顔で頷きながら、時には涙を流しながら皆さんとても熱心に耳を傾けて下さいます。
朗読の後 「物語の中に出てくる人の表情が見えるようだった」 「景色が目に浮かんだよ」
「毎回楽しみにしてるよ」 「また来てね」 と声を掛けて頂き、嬉しい限りです。
ボランティアが終わってから、毎回メンバーとランチをしながら、その日の朗読を振り返り、
次回はどんな作品にしようかと相談するのも、楽しいひと時です。
これからも、私たちにできることとして 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。
◆ 岩沼でのボランティア模様は、こちら
http://www.rodoku.org/news/2012spring.pdf
◆ 総合南東北病院での朗読ボランティアの模様は、こちら
http://www.minamitohoku.jp/topic/topic_201201.html