まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ京都
伊藤俊輔

年金重視「FP相談」のプロ

伊藤俊輔(いとうしゅんすけ)

京極・出町FP相談

コラム

京都市では平成30年4月1日から自転車に乗る場合、保険の加入が必要です。

時事ネタ

2017年6月6日 / 2018年3月7日更新

※※※ この記事は「自動車」と「自転車」の読み間違えにご注意ください ※※※

自転車保険への加入が必要なのか


 自動車保険ではなく、自転車保険の件、京都市では2018年4月から加入が義務化されます。
 罰則規定はありませんが、現代社会において必須の補償だと私も感じます。

 保険商品の名称は個人賠償責任保険(略して個賠:こばい)です。
 保険会社によっては個人賠償保険や日常生活賠償と呼んだりもします。

 京都市の専用webサイト( 京都市サイクルサイト 自転車保険,入ってますか? )にも「保険加入チェックシート」であったり、かなり丁寧にQ&Aのページも掲載されていますが、わかりにくいのは自転車保険への加入が必要なのか不要なのかという点ではないでしょうか。


自転車保険と個人賠償責任保険


 いわゆる自転車保険には相手への補償だけでなく、自分自身のケガに対する補償も含まれているケースが多いです。自分自身のケガもカバーされていること、1つの契約として加入しますので保険料が年間で数千円以上かかる傾向にあると感じます。

 相手への補償だけで良ければ、冒頭の個人賠償責任保険で大丈夫です。この個人賠償責任保険は火災保険や自動車保険の特約としてつけることで保険料は安くなる傾向にあります。

 そして、重複加入は不要です。2つ以上に加入していても保険金額は合算されません。いずれか一方からしか出てきません。


個人賠償責任保険で注意したい保険金額


 注意が必要なのは個人賠償責任保険の保険金額です。

 勤務先の団体保険・子どもが学校で加入している保険・クレジットカードに付帯している保険の場合、1000万円や3000万円など保険金額が十分とは思えない額になっているケースがあります。自転車購入時のTSマーク(自転車向け保険)も、そのマークの種類によって1000万円もしくは5000万円です。

 また、賃貸の火災保険で「2年で15000円」のようなタイプでも少額短期保険という火災保険の場合、保険金額は1000万円ですから、京都市で推奨されているように「1億円または1億円以上」を備えることができているかの確認が必要です。

 単価は安いとしても重複は意味のないことですから、保険金額1億円以上の加入を1つ残し、他は解約することで家計の節約にもつながります。もちろんその加入が途切れてしまわないように、期間の確認は必須です。

 個人的には火災保険での付加を最優先で検討することが最適のように感じます。賃貸の場合は少額短期保険ではなく一般的な損害保険で特約の個人賠償責任保険を確認しておくことで満たせます。次の候補は自動車保険です。


義務化の優先度?


 罰則がなくとも義務化ですから自転車保険(個人賠償責任保険)の重要度は高いです。
 ただ、数字を見てみると2016年の京都府内における交通事故件数は8087件、そのうち自転車事故は1678件です。そして、自転車対自転車の事故は69件、自転車対歩行者の事故は56件です。

 京都府警のwebサイトを見てみると、確かに統計上で数件の微増とはいえ増えているのは自転車対自転車であり、横ばいなのは自転車対歩行者です。でも、大きく減っているとはいえ圧倒的に多いのは自転車対自動車であり、次に自転車対原付、そして自転車対自動二輪です。


 自動車保険の加入率は全国平均で9割未満です。自動車の事故は減ってきていますし、保有台数も減ってきていますが自賠責保険は義務化されているとはいえ、補償範囲は死亡3000万円・後遺障害の最大4000万円ということで無制限ではありません。無制限の補償は一般的に自動車保険と呼ばれる任意保険でなければカバーされないんです。

 自転車への取り組みは大事だと思います。京都は学生さんが多いこともあって自転車が多いです。逆走や交差点へ減速せずに突入するなど無謀な自転車運転は外に出れば毎日のように目にします。それでも件数でいえば自動車のほうが圧倒的に事故が多いんです。


 繰り返します。こんな時代ですから自転車で事故を起こしてしまった場合に備えて個人賠償責任保険に加入するのは必須だと感じます。ただ、自治体として義務化するのは対自転車ではなく対自動車ではないかと感じる次第です。

 高校生や大学生の保護者の皆さまにおかれましては、原付などのバイクに乗り始めたり、免許を取って自動車を運転することになったお子さんへの任意保険(自動車保険)がきちんと加入できているのか必ず確認をお願いしたいですし、手続きを含めてお子さんに任せておられる場合でも、保険期間が切れたりしていないか必ず保険証券の確認をお勧めしたいです。

-----

 京極・出町FP相談では、損害保険および生命保険の有料相談をお受けしています。新規加入や切り替えを大前提とした無料相談ではなく、純粋に補償内容・保障内容の過不足や重複を確認し、必要な整理をお手伝いします。ご希望があれば、具体的に適した商品をご案内する代理店をご紹介します。ご希望がなければ特にご紹介していません。お役に立てる機会がありましたら幸いです。

 京極・出町FP相談 生命保険・損害保険相談

-----

 このコラムで書き切れなかった内容をブログ記事にしました。
 コラム「京都市では平成30年4月1日から自転車に乗る場合、保険の加入が必要です」書きました。
 http://kyogokudemachifp.blog14.fc2.com/blog-entry-2715.html
 ご参考になりましたら幸いです。


 ご意見・お問い合わせはこちらから。
   https://mbp-kyoto.com/money-2nd/inquiry/personal/
 日々をつづった日報はブログにて。【2009年9月より毎日更新中】
   http://kyogokudemachifp.blog14.fc2.com/

 <参照コラム>
 ・ファイナンシャルプランナー(FP)の役割とは
   http://mbp-kyoto.com/money-2nd/column/12286/
 ・ファイナンシャルプランナー(FP)へ相談する際に注意したいこと、確認すべきこと。
   http://mbp-kyoto.com/money-2nd/column/11778/
 ・生命保険の有料相談と無料相談
   http://mbp-kyoto.com/money-2nd/column/4288/
 ・お金にまつわる無料セミナーと有料セミナー
   http://mbp-kyoto.com/money-2nd/column/10180/

-----
 京極・出町FP相談 ~お金にもセカンドオピニオンを~
 http://money-2nd.com

この記事を書いたプロ

伊藤俊輔

伊藤俊輔(いとうしゅんすけ)

伊藤俊輔プロのその他のコンテンツ

Share