家計簿診断に納得できない!?<その2>
3回シリーズです。
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食費は収入の20%まで。
住居費は25%まで。
光熱費は5%。
通信費は、交際費は、、、、
というような支出の割合を示されて、その範囲に必ず納めてください。
納めないと主婦失格!みたいな記事とかコラムとかって多くないですか?
この割合を決めるという方法は私はお勧めしていません。
家庭によって異なりますよ。適正な割合は。
食費は20%。
収入が月20万の家庭と、50万の家庭で同じ割合ですか?
家族構成が4人の場合って、子ども2人は2歳と0歳ですか?16歳と18歳ですか?
相談者
「うちは光熱費が異常に高いんです。」
私
「どうしてですか?」
相談者
「私と子どもがアレルギー持ちで、洗濯物が外に干せず
乾かないのでエアコンをつけています。他に方法が思いつきません。」
私
「それは絶対に必要な光熱費ですよね?
他の支出を押さえることを考えましょう。」
このケースでは、光熱費は高くて当然ですよね。
意味無く使っているわけではないです。事情があるのです。
でも「光熱費は○%まで」っていう活字に振り回されてしまっているのです。
メディアって影響力が大きいですね・・・。
支出の割合って、その人の生き方を表していると思います。
何にお金をかけたいか。どういう人生を歩みたいのか。
意味無くエアコン付けっぱなし、水流しっぱなし。
無駄に食材購入し過ぎ、携帯で電話し過ぎ。
これはさすがに抑えてもらう必要がありますよね。
今は関わりがなくなったのに、何かの会員になったまま、
中身はまったくわかっていないけど、付き合いで保険に入っている。
これもよろしくないですね。
外食費・交際費にお金をかける。
自己投資にお金をかける。
趣味・レジャーにお金をかける。
いいですね。応援しますよ。意図的であれば。
たいせつなのは、”大きな金額”を”衝動的””頻繁”に使ってしまわないこと。
食費?
最安値でなくていいじゃないですか。
10円安い牛乳を買うために、15分も自転車を走らせないといけない。
そんなのやめましょう。
嗜好品?(タバコやお酒)
無理して減らしすぎないほうが良いですよ。
それをやめることで、反対に増えてしまいそうなものはありませんか?
医療費?
いくら気をつけたって、風邪はひいてしまうものですよ。
もちろん予防はしましょうね。
ストレスがふくらみすぎないように。これがたいせつです。
<その2>へ、つづきます。
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この内容は、2010年3月13日のブログ記事を再編集したものです。
http://kyogokudemachifp.blog14.fc2.com/blog-entry-206.html
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