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エアコンの冷媒ガスからわかることは

倉本和幸

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テーマ:空調メンテの疑問、一答涼暖!

エアコンに使用されている冷媒ガスの種類は、
設置年数によっていろいろあります。

家庭用エアコン・店舗オフィス用エアコンであれば、
そのガスはR22、R407C、R410Aが該当してくるでしょう。

これら冷媒ガスは旧冷媒と新冷媒に区別され、
旧冷媒はR22、
新冷媒はR407C、R410Aとなります。

旧冷媒に変わり、新冷媒対応のエアコンモデルが登場し始めた時期は1998年頃。
現在では、R410Aを使用するモデルが主流となりました。
新冷媒ガスの利点は、オゾンの破壊係数がゼロということ。
新冷媒モデルの普及に伴い、旧冷媒モデルも年数とともに減少傾向にあります。

あなたのエアコンの冷媒ガスの種類は、
室外機か室内機の銘板(型式や能力が表示されている部分)を
確認してもらえればわかると思います。

旧冷媒R22は、生産が減少していっており、2020年までには全廃となります!
また、R22のエアコンモデルが15年近く経過していることは明らかです。
設置後、これだけの年数ともなれば修理部品がなくなり、
今後の維持管理が難しくなるケースも大いに考えられます。

エアコン更新を検討される判断材料のひとつとして、
これらのことをわかっておいてもらえれば、
お役に立つと思いますよ。

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倉本和幸
専門家

倉本和幸(一級管工事施工管理技士)

株式会社京都設備

部屋や用途を正確に把握した上で、温度だけでなく、湿度、気流、空気清浄といった空調の質にまで配慮した提案を目指しています。また、空調設備の枠にとらわれない発想力で新たな価値の創造にも努めています。

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