小さな勇気が未来を変える

研修講師、セミナー講師、講演講師は似て非なる仕事です。
講師業を生業にしている人は、だいたいどれもこなしますが、中には、講演だけをする講師や、研修だけに特化した講師もいます。
私は主に研修とセミナーです。講演のお仕事は年に1,2回くらいかな。
自分で主催するものを除いて、どのお仕事も依頼主のオーダーに基づいて喋ります。
依頼によっては、細かいタイムスケジュールも決められていて、ワークの回数や細部まで指定どおりに進めなければいけないケースもあります。
セミナーのときは、それでもお引き受けするんですが、研修のときはお断りします。
持論ですが、
「研修講師は、違和感を持ち込みます」
講演やセミナーは、楽しく聴く、楽しく学ぶが最優先事項であり、おもしろくないと思われたら離席されてしまいます。
また、講演もセミナーも、講師自身や内容に興味があって個人的に参加するケースが多いので、その期待値を下回ってはいけない。
ですが、研修で最も大事なのは、研修をうけたあとの変化です。
楽しい研修は、受けている時の満足感は高くても、そのあとの業務に変化がなければ意味がない。
今までの自分たちの常識にはないことに触れて、その実践にチャレンジすることに意味がある。
私は、研修という「役務提供」をしているのではなく、会社を良くしていくという「結果」にこだわっています。
数時間研修を1回したくらいで、会社は変わりません。
じゃあ、何のために研修をするのでしょう?
ルールで決まっているから?
体裁?
そのためだけの研修なら、やらないほうがいい。
研修費用がそもそも無駄ですし、時間の無駄にもなります。その時間のために社員の手が止まるので生産性が下がります。
何のためにやるのかという「目的」と、学んだことを実践するという「覚悟」がないと、ほんとにお金と時間の無駄です。
私が研修に行っている、ある法人さんでは、トップダウンで研修の開催を決めてしまい、管理職1人1人に目的と覚悟を考えさせる、ということをされています。
研修に限らず、すべてにおいてそのスタイルなので、管理職1人1人の意識がとても高い。
研修時の熱量が違いますし、ほとんどの人が実践もしています。
実践すれば成功体験も失敗体験もするので、気づきも多いし、疑問も出てくる。
なので、その疑問をまた研修に持ち込み、解消しようとして前のめりに参加する。
とても良い循環が生まれています。
そこまでやって、本物の研修講師だと思っています。
良い話をして気持ちよく帰ってもらうつもりはないですし、
ワークで楽しんでもらうだけの講義をするつもりもありません。
その法人の一員のつもりで、本気で、一緒に変えていこう、というつもりで研修をしています。
こんなスタイルだから、講演の話が来ないんでしょうね。
追伸
自分のご機嫌とりに、奮発してランチに特上海鮮丼!


