その人の悩みは、その人だけのもの

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション



答えを急がず、まずは一緒に感じることから始める


8年前、知人にお願いして初めてコーチングセッションの練習をしたときのことを、今でも覚えています。
グダグダでした!

受講していた平本さんの講座の中で、同期の仲間相手にはできていたのに、コーチングを知らない人相手だとグダグダ。

当時の私は、介護事業の責任者であり、すべき仕事はいくらでもあったので、コーチングができなくても困ることはなかったんですが、
時間を見つけては練習していました。

どんなに練習しても、上達する実感はなく、うまく進めたと納得できるセッションの打率は2割程度。
しっかりとできたと思えたのは、10人中2人。あとは、グダグダになったり、イマイチぴんとこない感じで終わる。

自分には才能がないんだなぁ、と思っていたとき、コーチングで独立している人と話す機会がありました。
年は私より若いんですが、コーチングの先輩。その彼から、
「ひでさん、一回のセッションで結果出そうとしていませんか?一回でバチっとはまるセッションは、私でも2割から3割くらいですよ。あとは、ちゃんと次につながる終わり方ができたらオッケー。僕はそう考えています」
と言われました。
そうか、最終的に目的を達したらいいのであって、キレイなセッションをする必要はないんだ、と気づかされました。

平本あきお師匠の神がかり的なセッションをずっと見ているので、そこを基準に考えてしまっていたんですが、平本さんになる必要はないんだと気づきました。

ずっと、いろんな方のコーチングや1on1を経験し、実績を積んで思うのは、
1人として同じ悩みの人はいない。
こちらが「その悩みはこうすればいい」と勝手に自分や他の人の悩みと同じように処理しようとすると、その時点ですでに「共感」できていない。
たとえ、似たような経験があり、自分にとっては悩むほどのことじゃなかったとしても、その人にとっては唯一無二の悩み。だから、その悩みを一緒に感じて、一緒に乗り越えたい。
その視点で関わらないと、何も前に進まない。

たくさんの1on1をしてきて、その多くの人が私に話したことを良かったと思ってくれているのは、その視点で関わっているからだと思います。
なので、他の人はわかってくれない、他の人と悩みを共有できない、そんな人と1on1をしたときは特に、本人や周囲が驚くくらい変化が出ています。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチングコミュニケーション研修により、社内コミュニケーションの円滑化、人材定着率や顧客満足度向上、事業成長に繋げます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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