普通、常識って

太田英樹

太田英樹

テーマ:組織改革

「普通」とか「常識」って、私たちはよく使います。

「これくらいできて普通でしょ?」

「常識的に考えてわかるでしょ?」

だいたい、他人の言動を見たり聞いたりして、自分の考えに合わなかったり、腑に落ちないときに使います。

まったくどうでもいい話ですが、例えば、

土用の丑の日ってありますよね?

毎回、土用の丑の日には私は鰻が食べたくなります。

「土用の丑の日=鰻を食べる」

が私にとっては「普通」です。

ところが、妻にとっては、それは普通ではない。

じゃあ、私はどうする?

「土用の丑の日に鰻を食べるのは常識でしょ?」

って、妻を説き伏せる?
言っても聞き入れてくれないから、カゲで批判する?

無理やり鰻を食べさせる?

無視して1人で鰻を食べる?

おそらく、どれも妻との関係がうまくいかない。

だったら、

相手の「普通」を話してもらい、

私の「普通」を伝え、

どうするのがお互いのためにいいか話し合わない?って伝えたらどう?

で、お互いが納得できるポイントを見つけて、それを実行すれば、イイと思わない?

夫婦、親子はもちろん、職場の人間関係にも通じる話です。

生まれてから現在に至るまで、まったく違う人生を歩んできた者同士が、
家庭や職場という一つのコミュニティに集っています。

違う経験をすれば、価値観は絶対的に異なります。

「普通」や「常識」が違って当たり前です。

良い人間関係を築きたくない、壊れていいなら、前者のアプローチでもいい。

一緒にいるなら、一緒に仕事するなら、コミュニティを良くしたいなら、
後者のアプローチのほうがいいと思うけど、どうですか?

これが、アドラー心理学の「目的論」という考え方です。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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