4つの「無」
「空気感最優先」
私が一番こだわっていること。
例えば、
私がお伝えしているコミュニケーション研修では、
「相手目線になってみることで、相手の言動にイラだったりしなくなることもありますよ」
という類いの話もしますが、
いろんなことが起こる日常の中で、いつもいつも「相手目線」になれるわけではないですよね。
そんな菩薩様のような方はなかなかいません。
みんな、他人とケンカしたいと思ってないし、わざわざイライラしたいと思わない。
でも、イラッとしちゃうこともある。
人間ですから。
そんな時に、
「あ、今イライラしてるなぁ。なんでそうなったのかなぁ。本当はどうしたいのかな。」
って、ちょっと冷静に考えてみるとか、
少しフォーカスを変えてみる、ということができたら、自分自身も楽だし、場の雰囲気を変えることもできる。
イライラしない、相手の言動に反応しない、そんな決め事をしても、100%実践はまず無理。
「イライラしないと決めたのに、イライラしてしまった」
という失敗体験になってしまうので、逆効果になります。
できない決め事、約束は無意味どころか、マイナスになります。
ちなみに、息子とも「できない約束」はしません。
叱ることがないわけではないですが、
叱っても、「またやってしまいそうなこと」を「もうしないって約束できる」って言っても、
結局またやってしまい、また叱られる、の繰り返しになるだけで、
「叱られたくないからやらない」
となるか、
「叱られるだけだから、またやってもいい」
を学習するだけなので、実行できる約束だけします。
と、話がそれましたが、
私の場合は、
イライラしない、って決めても、またイライラしてしまうので、
イライラに繋がりそうなことは出来るだけ避ける。
避けられないなら、イラッとした自分を認める。
「そりゃあ、あの人のあの態度はイラつくよね」
と、自分に寄り添う。
そのうえで、
「だからこそ、次はどうする?」
と未来を見ることで、マイナス感情から出来るだけ早く抜け出す。
私はそうしています。
何が正解かなんて、わたしにもわかりませんし、コーチングは正解を導き出すスキルでもありません。
自分や自分の周囲にとってプラスと思える選択をすること。
私の「空気感最優先」にはそんな意味があります。
なので、イラッとしたことを指摘されても、
「イラッとしましたが、何か?」
といった感じ。