目的論を体現する息子

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション

目的論の息子
7月のある完全オフの日の出来事。

「久しぶりの完全オフだし、1日ゴロゴロしていたい」、

「こんな時にこそ、溜まっている作業を少しでも進めておきたい」、

「最近全然相手をしていない息子とたまには出かけたい」、

いろいろと頭をめぐり、さぁ、どれにしようか・・・

ここのところ走り回っていることは妻も知っているので、休むことを勧めてくれましたが、
自分会議の結果、息子と出かけることを選択。

どこか手軽に遊べるところはないかネットで調べてみると、隣の市に水浴びできる公園があるらしい。

息子も行きたいと言うので、とりあえず出発!

現地に着いてみると、シルバー人材のおじさんから

「ここは、昨年から予約制になったので、予約なしでは利用できないよ」

と言われて、さぁ困った。

もう一度ネット検索し、遊べそうな公園を探してみる。

もともと水浴び前提だったので、ボールや他の遊具は何一つ持ってきていない。

次にやってきた公園には、一つ二つ遊具があるものの、それもすぐに飽きてしまう。

園内の地図を見てみると、少し離れたところに「せせらぎ広場」とある。

名前から考えると、もしかしたら水浴びできるかもしれない、と向かってみるが、芝生の広場があるだけ・・・

息子を喜ばせようとした行動が全部裏目に出る。

すると、息子が

「ここの広場なら、ゴロゴロできるよ」

と一言。

そうだ!ここで何ができるかを考えたほうがいい!

できないこと、ないものに意識を向けるのではなく、
できること、あるものに意識を向けている息子。

なんだか、私より目的論やってる。

で、ゴロゴロするのかと思いきや、息子と相撲を取ることになる。

ひとしきり相撲をとったあとに、アイスクリームでも食べようと、キッチンカーのある場所まで移動する途中、

「今日は、水浴びできなくて、残念やったな。予約が必要とは思わなかったから」

と私が声をかけると、

「だからこそ、お父さんと相撲とれたんやん!良かったやん!」

とまた息子が目的論で返してきた。

息子には難しい理論理屈は話していませんが、目的論的に関わってきたことで、自然に身についてきたのかな。

小学2年生に教えられちゃった。

うちの息子、すげ〜

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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