空気感最優先

太田英樹

太田英樹

テーマ:組織改革

ある日のこと、それほどハードなスケジュールではなかったんですが、

夕方から眠気が酷く、オンライン勉強会の後半はほぼ寝てしまっていたうえに、
終了後そのままベッドに横になってしまったようで、
気づいたら朝でした・・・

服も着替えず、風呂にも入らず・・・

でも
「やっちまったー」とは思わない。

日本人は特に、「自戒」を美徳とする性質があります。

それも一つの価値観なので否定しませんが、

私は「リソースフル最優先」

「やっちまったー」は、
「やってはいけないことをやってしまった」
であり、自己否定。

勉強会の最中に居眠りしたのは、他のメンバーに申し訳なかったと思いますが、
それ以外は、寝たことでスッキリしたなら、それでオッケー。

他人に対しても、自分に対しても、正しいことを求めるのは悪いことじゃない。

でも、そのせいで場の空気が悪くなったり、自分自身がイヤな気持ちになったり、
パフォーマンスが下がるなら、
正しいことを求めなくてもいいんじゃない?

以前、ある会議に参加していたとき、二つのグループで言い争いになりました。

かなり険悪な雰囲気になったんですが、
私はその時どうしたか。

何もしなかった。

会議が終わるまで黙っていました。

あとで、ある社員さんから、

「普段から、コミュニケーションが大事って言ってる太田さんなのに、なぜあの場面で仲裁してくれなかったんですか?」

と言われました。

「あの場面で、私が入ったとしたらどうなったと思う?さらにヒートアップしていたと私は思う。

理論理屈で何か言われれば、それに対してまた反論が起こるし、

寄り添って考えようなんて言われても、寄り添えるような空気じゃないし、
中途半端な仲裁は日に油を注ぐだけだと思う。

なので、お互いに言いたいことを吐き出して終わりにしたほうがいいと判断した」

グループでも個人でも、感情に引っ張られます。

相手を否定する感情になっているときは、他人から何を言われても否定モードは変わらないし、

プラスの感情のときは、相手が多少間違っていても気にもならない。

次の一歩を踏み出す空気感があれば、未来はどのようにも変えられるけど、
たとえ解決法がわかっていても、それを実践する「感情」、つまり「思い」がないと、何も変わらない。

だから、私はいつも「空気感最優先」

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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