社員に何を求める?
私自身の話ですが、
細かいことが気になる性質でして、
日ごろ「人が話している時に、スマホいじるな!」と叱責している人が、
他の人が話している時にスマホをいじっているのを見ると、
「やっちゃってるなぁ」
と、思ってしまいます。
他にも、
相手には挨拶しろって言う人が、自分は挨拶していないとか、
とても気になります。
もちろん、私自身もそういうところがないか、と言われれば、あるかもしれません。
ただ、めちゃくちゃ意識はしています。
特に、責任ある立場の人は、社員から見られています。
「人には注意するくせに、あんたはできてないじゃないか」
って思われます。
日本の縦社会が良いか悪いかは別にして、
部下は上司を見ています。
今でこそ、アドラーの「横の関係」を心がけているので、立場とかはあまり気にしなくなりましたが、
以前は、
「上司は、部下を注意するなら、自分自身が率先して律するべし」
というのがポリシーだったので、
部下に注意したことは、絶対に自分はやらない、と心に決め、常に俯瞰目線の私が私を監視していました。
そこには、一切の例外はなし。
「こういうときは仕方ない」と、自分は思っても、
部下にはその事情は見えないから、
部下の目には「できていない」としか映らない。
今はどうかと言えば、たぶん基本的なところは変わってないので、
「注意するなら、自分は絶対にやらない。例外はない」
です。
でも、そもそも注意しなくなった。
「注意する」ことにあまり重きを置いていないから。
相手の、変えたい行動を注意すれば、その場は修正するかもしれない。
でも、時間が経てば、また同じことをやっちゃう。
なら、注意することにあまり効果はない。
相手が気づき、自ら変えようと思わない限り、変わらない。
それを、何度も何度も注意して、そのたびに相手も自分も嫌な気分になるのって、誰も得をしない。
だったら、
「相手がどうかは関係なく、自分は気をつけよう」
「自分が気をつけているのを見て、相手が何か感じてくれたらいいな」
「どうしても気になるなら、しっかり時間をとって話そう」
というほうがいい、と私は思います。


