募集の趣旨を理解する【芸術家・パフォーマーの助成申請のヒント1】
マイベストプロ京都では、フリーランスの芸術家やパフォーマーに向けて、これから増えてくる新型コロナウイルス関連の支援制度の企画申請の準備の参考になるようなコラムを書いています。
私は大道芸大会の運営などを通じて書類の審査をする側、される側の両方の立場を経験しました。これまでの経験を他のフリーランスの芸術家・パフォーマーとシェアできればと思っております。
今回は、
・「企画書のたまご」を常にノートにメモしておくと、いざというときに役に立つ
というテーマです。
企画書のたまごをあたためよう
様々な支援制度を利用する際に、企画を説明する書類の準備が必要です。その一方で、インターネットなどで制度を見つけたものの、
・締め切りが迫っていて書類を一から書いてる時間がない!
と慌てることもあるのではないでしょうか。書類を書くのは手間も時間もかかりますし、たいてい何かの申請をしようと思った時に限って締め切り間際だったりするものです。
私が実践しているのは、
・企画を思いついたときに、「企画書のたまご」をノートにメモしておく
ことです。
申請書類に書く内容は、共通する項目も多いので、書類に必要な項目をある程度予想して、ノートにメモしておきます。ノートでなくてもSNSやブログでもかまいません。
そして、締め切りの近い支援制度を見つけた時に、ノートにメモしておいた内容を見直して、洗練させていくことで、短い時間で企画案を作ることができるようになります。
私は何年も前からこの方法を実践していますが、50万部超えのベストセラー「アウトプット大全」でも同じ方法が推奨されています。
※アウトプット大全の書評を、私が運営するワードプレスに記載しましたので、合わせてご覧ください(
(ワードプレスへのリンク)。
YOUTUBEやブログで情報発信を始めるときに手元に置いておきたい一冊。「アウトプット大全」レビュー
https://laugh-and-health.com/2020/06/13/20200613/
今回ダメでも次回役立つかも
支援制度の申請を考えたものの、時間がなくて間に合いそうにない!と思っても、おおまかな企画案だけでも書くことに挑戦した方がいいと私は思います。
今回は時間が足りなくていい企画が作れないかもしれませんが、しばらく後に役に立つ日がくることもあります。
私が過去に実際に体験した例です。
【後で役に立った例1】
落語家さんが芸能ボランティアを養成する「お笑い福祉士」という本を読んで、大道芸で「大道芸福祉士」講座を作っても面白いのではないかと思い、構想をメモしておきました。
→2年後に京都府の外郭団体からワークショップのご依頼をいただき、この時にメモした構想をもとに「福祉大道芸パフォーマー養成講座」(のちに「地域活躍大道芸パフォーマー」に名称変更)を開催しました。
【後で役に立った例2】
4年前にトランプを使った高齢者レクリエーションの本を書いたら面白いかもと思い、企画案をメモしましたが、その時は単に他の本の寄せ集めのような内容しか思いつかなかったので、しばらくほったらかしにしておきました。
→今年に入ってオリジナルのアレンジを加えたレクを考え始め、雑誌連載を受け持つことが決まりました。
ノートに書くこと自体が企画書を作るトレーニングにもなります。私自身も今後も企画作りに挑戦していきます。
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原稿の雰囲気を知りたい方は、私が運営する情報サイトをご参照ください。
https://laugh-and-health.com/