点か丸を足すゲーム(ホワイトボードのレクその2)【高齢者施設・交流サロンのレクリエーション9】
第7回では、ホワイトボードを活用すると、クイズやパズルなどの知的な活動を集団レクリエーションとして行えることを紹介しました。今回は、私が寿大学などの高齢者を対象とした講演会で時々行っているゲームを紹介します。
てん○○ゲーム
私は「てん○○ゲーム」と呼んでいますが、「てん」で始まる4文字の言葉を会場全体で何個言うことができるか挑戦してみる非常にシンプルなゲームです。たとえば、3分間で10個の言葉を出すといった時間制限を設けながら行っています。講演会で固いお話が続いて参加されている皆さんに少し疲れの様子が見えてきたときに、気分転換でこのゲームを行うと盛り上がります。
このゲームはホワイトボードがなくても行うことが可能ですが、会場から実際に出た回答をホワイトボードに書いたり、ヒントの文字を書いたりすることで、双方向コミュニケーションが可能になります。
進行のポイント
こういったゲームは元々得意な方とそうでない方がいます。一人ひとりを指名して答えを出してもらうと、答えが出なかった時に指名された人が気まずい思いをする可能性があるので、全員で挑戦する形式の方がよいと私は思います。発言回数が人によって偏りが出ますが、少々のことなら気にしなくてもよいでしょう。
とは言え、発言する人が一人だけだと、他の人が白けてしまいます。そのような雰囲気を感じた場合は、司会者が参加者の席の方に少し出向いて行って、「他に思いつく言葉はありませんか?」など、会場にいる様々な人に声かけを行うと、参加意欲が高まるようです。
場面に合わせて様々なアレンジを
今回は「てん」で始まる4文字の言葉を思い浮かべるゲームを紹介しましたが、もちろん「てん
」で始まる言葉以外のルールでも全く問題ありません。
たとえば、健康講座のアイスブレーク(※)で行うなら、「体の部位の入ったことわざ」を全員で10個出すといったゲームにしてもよいですし、お料理のレクリエーションの一環でゲームをするなら、「あ行で始まる料理の名前」に変えてもよいです。ホワイトボードを使って言葉を出すゲームは、状況に応じて様々なルールを即興で作ることができます。ぜひ色んなアレンジに挑戦してみてください。
※ アイスブレークとは、参加者の緊張をほぐすために行うゲームなどの総称です。アイスブレークについては、「プレゼンに笑いをプラスするコツ」シリーズで取り上げていますので、ぜひそちらもご覧ください。
大道芸やテレビの前説で拍手の練習をするのはなぜ?
https://mbp-japan.com/kyoto/jugglertakyu/column/5018541/
参加者の状況に合わせたアイスブレーク
https://mbp-japan.com/kyoto/jugglertakyu/column/5018622/
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