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レジリエンスを高める

森田祐司

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テーマ:モチベーション


レジリエンスとは?

「レジリエンス(Resilience)」とは、困難な状況や強いストレスに直面したときに、ポキッと折れてしまうのではなく、しなやかに適応し、「跳ね返す力」や「回復力」を指す言葉です。

元々は物理学で「弾力」を意味する言葉でしたが、現在は心理学やビジネスの分野で「心のしなやかさ」として注目されています。

レジリエンス力は後天的に高められる

レジリエンスは生まれ持った才能ではありません。日々の意識やトレーニングによって、誰でも後天的に高めることが可能です。

レジリエンスを高める具体的な方法
レジリエンスを鍛えるには、思考のクセを修正し、自己基盤を整えることがポイントです。

・「ABC理論」で捉え方を変える
出来事をどう解釈し、その結果どう感じたかを分析します。ネガティブな解釈のクセに気づくだけでも、感情をコントロールしやすくなります。

・自己効力感(セルフ・エフィカシー)を高める
「自分ならできる」「なんとかなる」という感覚です。小さな成功体験を積み重ねることで育ちます。

・ソーシャルサポートを活用する
一人で抱え込まず、信頼できる友人や同僚、専門家に相談できる「つながり」を確保しておくことも重要な戦略です。

・マインドフルネスを取り入れる
瞑想などを通じて「今、ここ」に集中する訓練をすることで、感情の荒波に飲み込まれにくくなります。

レジリエンスを高めるメリット

項目効果
メンタル面ストレス耐性が向上し、うつ病や燃え尽き症候群の予防になる。
パフォーマンス面失敗を恐れずに挑戦でき、ミスをしても素早く立ち直って再開できる。
対人関係感情の起伏が安定するため、周囲とのコミュニケーションが円滑になる。
キャリア形成変化の激しい時代において、環境の変化をチャンスと捉え適応できる。

レジリエンス・セルフチェック

以下の質問に対し、「はい」か「いいえ」で答えてみてください。

1.失敗したとき、「なぜダメだったか」より「次はどうするか」を先に考える。
2.困ったときに「助けて」と言える相手(友人・家族・同僚など)が一人以上いる。
3.自分の長所や、これまでに乗り越えてきた経験を具体的に挙げられる。
4.予想外のトラブルが起きても、「なんとかなるだろう」と思える。
5.感情が乱れたとき、深呼吸や散歩など自分なりのリラックス法を知っている。
6.他人の評価よりも、自分の努力やプロセスを大切にできる。
7.「完璧主義」ではなく、「だいたいOK(最善を尽くした)」で納得できる。
8.変化に対して「不安」よりも「好奇心」を抱くことが多い。
9.1日の中で、短時間でも自分の好きなことに没頭する時間がある。
10.自分の弱点や苦手なことを、否定せずに受け入れている。

結果の目安
「はい」が8〜10個:レジリエンスが高い状態
しなやかな心を持っています。今の習慣を大切にしつつ、周囲をサポートする余裕もあるでしょう。

「はい」が5〜7個:標準的な状態
バランスは取れていますが、強いストレスが重なると少し疲れが出るかもしれません。苦手な項目を意識的にケアしてみましょう。

「はい」が4個以下:レジリエンスが低下気味
心が少し硬くなっているか、お疲れかもしれません。まずは「休養」を優先し、小さな成功体験を数えることから始めてみてください。

このチェックは「能力の低さ」を測るものではなく、「伸びしろ」を見つけるためのものです。例えば、2番が「いいえ」なら「相談相手を見つける」、5番なら「リフレッシュ法を探す」といった具合に、具体的なアクションに繋げることが大切です。

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森田祐司
専門家

森田祐司(人材開発・組織活性化専門コンサルタント)

株式会社キャリアリーダーシップラボ

経営課題の解決と人材育成の知見を有し、人と企業の成長を促す多彩なプログラムで実践的な研修を実施。ビジネスススキルの習得やチーム力強化のほか、企業ごとの人材開発戦略を構築するコンサルティングも

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