凶器になってしまう言葉
蚊が「ぶ〜ん」と近づいてきたら、
思わず叩きたくなったり、
ハエが飛んでいたら、
追い払いたくなったり…
このように
自然に反応しますよね…
同じように
家族や友人が
不機嫌になったら、
反射的に機嫌を取ろうとしてしまう人も
多いかもしれません。
私たちは日常のなかで、
仕事でも家庭でも、
無意識に「反応的」に動いてしまう場面が
たくさんあります。
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ストレスの多い人は「反応的」に行動し、
ストレスの少ない人は「主体的」に
行動していることが分かっています。
では、どうしたら「主体的」に
動けるのでしょうか?
そのカギは、自分の状態に気づくことです。
つまり、自分の反応をちょっとだけ
客観的に見る習慣を持つこと。
たとえば、
「今、私は蚊を叩きたいと思ってるな」
「相手の機嫌をうかがおうとしてるな」
と気づくことで、無意識の反応ではなく、
自分の意志で動けるようになります。
これは『選択の科学』(アイン・エイガー著)という本でも紹介されていますが、
「自分で選んで動いている」と感じる人は、
ストレスも少なく、健康にも良いという研究結果があるんです。
無意識の反応ではなく、
「これは自分で選んだ行動だ」と意識するだけで、
日々のストレスはぐっと減っていきます。
まずは、小さなところからでいいんです。
「気づいてから動く。選んでから動く。」
反応しやすいことに対して少しずつ、
「選んでいる」と言う感覚を増やしていきませんか?
それはストレスレスな生き方に
近づいてくると思います



