本好きでよく読書をしているのに、国語の学力が上がらない!?
こんにちは。
国語専門オンライン学習塾 啓理学舎の篠田です。
さて、今日は
「読解問題(物語文)の選択肢に惑わされるな!」
についてお話をさせていただきます。
はじめに
国語の入試問題に出題される問題文は、主に、『文学的文章』と『説明的文章』です。
『文学的文章』とは、物語文や小説などですね。
『説明的文章』とは、説明文や評論文に当たります。
さて、読解には、選択肢の問題が必ずと言っていいほど出題されます。
その選択肢の問題が苦手なお子さんは少なからずいらっしゃいます。
4択のうち、2択までは絞ることが出来るのだが、その2択でまんまと引っかかって、間違えてしまうことが多いようです。
また、設問を読む前までは、答えのイメージができていたのだが、選択肢を見た途端、その選択肢に惑わされることがあるようです。
選択肢問題を解く場合、迷ったときは何か対策があるのでしょうか?
もちろんあります!
ただし、この対策は、「奥の手」とお考えください。
文学的文章の選択肢の選び方
物語文等の『文学的文章』で選択肢を選ぶ場合、
「道徳的に正しいこと」
「良い子の答え」
「常識的な内容」
が正解になる。
ということです。
これは9割以上で言えることです。
つまり、「良い子の考え方が正解」になります。
道徳的にどうかなと疑問に思うことは、正解になりません!
まずは、このことをしっかり頭に入れて問題文及び設問を読んで下さい。
説明的文章の選択肢の選び方
では、『説明的文章』の選択肢問題を解く時に迷ったときは、何か対策があるのでしょうか?
もちろん、あります!
ただし、これは『文学的文章』でも言えることなのですが、選択肢で迷った場合の“奥の手”と考えてください。
『説明的文章』で選択肢問題を解く時に迷った場合は、
「悪い子すぎる選択肢」
「道徳的に正しくない選択肢」
「非常識すぎる選択肢」
を選んでください。
もうお分かりだと思いますが、『文学的文章』の正反対です。
『説明的文章』において、筆者は読んでいる人を文章に引き込み、自分の主張を理解してもらいたいと考えています。
そのため、あえて常識を疑うことを文章中に入れてきます。
つまり、意図して「非常識なこと」「道徳的に正しくないこと」を書くということです。
ですから、選択肢に迷ったら、「悪い子の考え方の選択肢」を選んで欲しいのです。
最後に
くどいようですが、あくまでも選択肢で迷った場合の”奥の手”としてお使いください。
いつもは、「本来の解き方(論理的思考によって解答を見つけていく方法)」で解いてください!
参考にしてください!