社会を得意にする方法は「教科書の音読」! 社会が苦手な中学生におすすめの勉強法

篠田啓彦

篠田啓彦

テーマ:ちょっとした学力アップのコツ(その他の教科編)

皆さん、こんにちは。

国語専門オンライン学習塾 啓理学舎の篠田です。

今回は、社会が苦手なお子さん(中学生)にぜひおすすめしたい、

「社会の教科書を音読する勉強法」

についてお話しします。




「社会はどうやって勉強すればいいの?」という質問


社会が苦手なお子さんや保護者の方から、

「社会の勉強は、何をすればいいのでしょうか?」

という質問を受けることがあります。

中学生の場合、普段の勉強では英語や数学に多くの時間を使います。

そのため、

「社会の勉強もしなければ……」

と思っていても、いざ勉強を始めようとすると、

「何から始めればいいのかわからない」

というお子さんは少なくありません。

そんなとき、私はまず、

「社会の教科書を、しっかり読んだことがありますか?」

と質問します。

すると、

「教科書はあまり読んでいません」

という答えが返ってくることが多いのです。

学校の授業では、プリントやワークなどを中心に学習することもあり、社会の教科書を最初から最後まで読む機会は、意外と少ないのかもしれません。

しかし、これはとてももったいないことです。


社会の教科書は、実はとても優れた教材です


社会の教科書には、授業で学ぶべき重要な内容が、体系的にまとめられています。

歴史であれば、

・人物
・出来事
・年代
・政治
・文化
・社会の変化

などが、関連づけられて説明されています。

地理であれば、

・地名
・地形
・気候
・産業
・人口
・地域の特色

などについて、本文だけでなく、地図やグラフ、写真なども使って説明されています。

つまり、社会の教科書そのものが、非常に重要な学習教材なのです。

そこで、社会が苦手なお子さんに私がおすすめしたいのが、

「教科書の音読」

です。

では、具体的にはどのように取り組めばよいのでしょうか。


社会の教科書を音読する5つのステップ


① 読めない漢字を調べる


社会の教科書には、地名や人名、歴史上の用語など、普段あまり使わない漢字がたくさん出てきます。

まずは、

読めない漢字をそのままにしないことが大切

です。

読み方がわからない漢字があれば、辞書などで調べて、教科書にふりがなを書いておきましょう。

「読めない言葉」が残ったままでは、音読もスムーズにできません。

② 最初は「意味」よりも、すらすら読むことを意識する


漢字の読み方を確認したら、実際に音読してみましょう。

ここで大切なのは、最初から完璧に内容を理解しようとしすぎないことです。

まずは、

「文章をすらすら読めるようになる」ことを目標

にします。

実際に声に出して読んでみると、

「思ったよりスムーズに読めない」

ということもあります。

そのため、最初のうちは保護者の方がそばで聞いてあげるのもよいでしょう。

③ わからない言葉は、そのままにしない


すらすら読めるようになってきたら、次は言葉の意味に注目します。

「この言葉はどういう意味だろう?」

と思ったら、そのままにせず調べてみましょう。

社会では、普段の生活ではあまり使わない言葉がたくさん出てきます。

言葉の意味がわかるようになると、教科書の文章そのものが理解しやすくなります。

「読める」→「意味がわかる」という段階に進んでいくことが大切

です。

④ 地名が出てきたら、必ず地図で確認する


社会の勉強では、

「どこなのか」を確認することも非常に重要

です。

例えば歴史の教科書で知らない地名が出てきたら、

「これは日本のどこにあるのだろう?」

と地図帳などで確認してみましょう。

地理でも同じです。

地名をただ暗記するのではなく、

「この地域はここにある」

と実際の場所と結びつけて覚えることで、知識が頭の中でつながっていきます。

⑤ 本文以外の「図・表・写真・注釈」にも注目する


教科書を読むときに、本文だけを読んで終わりにしてはいけません。

社会の教科書には、

・地図
・写真
・グラフ
・表
・図
・注釈

など、たくさんの情報が掲載されています。

これらも一つひとつ確認していきましょう。

そして、

「なぜ、この写真がここに載っているのだろう?」
「このグラフから何がわかるのだろう?」
「本文とこの図は、どのようにつながっているのだろう?」

と考えてみてください。

ここまでできるようになると、単なる「暗記」ではなく、社会の内容を理解する勉強になってきます。


最後に「重要語句」を確認する


教科書をしっかり読み、内容が理解できてきたら、最後に重要語句を確認します。

教科書の太字になっている言葉などを中心に、

「これは何を意味する言葉なのか?」

を確認していきましょう。

必要であれば、重要語句を何度か書いて覚えることも有効です。

ただし、最初から重要語句だけをひたすら暗記するのではなく、

教科書を読む
↓
内容を理解する
↓
重要語句を確認する

という順番を意識してください。

そのほうが、単なる丸暗記になりにくくなります。


「社会が苦手」は、まず教科書を読むことから




社会が苦手なお子さんの場合、

「もっと問題を解かなければ!」

「重要語句をたくさん暗記しなければ!」

と考えてしまうことがあります。

もちろん問題演習や暗記も大切です。

しかし、その前に、

「そもそも教科書の内容を理解しているだろうか?」

ということを、一度確認してみてください。

社会の勉強で大切なのは、

読む → 理解する → 知識をつなげる → 覚える → 問題を解く

という流れです。

その最初の入口になるのが、教科書の音読です。

「社会の勉強方法がわからない」というお子さんは、まず今日から社会の教科書を声に出して読んでみてください。

最初は1ページでも構いません。

毎日少しずつ続けていくことで、社会の教科書が「ただの学校の教材」から、社会を得意科目にするための大切な教材へと変わっていきます。

社会が苦手なお子さんほど、まずは教科書を開いて、声に出して読んでみる。

ぜひ試してみてください。

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篠田啓彦
専門家

篠田啓彦(塾講師)

国語専門オンライン学習塾 啓理学舎

保護者の方に家族関係改善等を助言させていただくとともに、国語が苦手なお子さまでも特別な学習方法で真の「基礎学力」「国語力」が身につき、さらに各教科の成績向上、中学・高校合格へ導いている。

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