大人になっても作動する子ども時代のアプリ
女性は、子どもを育てるべきだ。
母親とは、子どもをかわいがるものだ。という未成熟でいびつな男性性の逃げ道がはびこり、富国強兵思考にとどまっているかのようなありかたに憤りをおぼえます。
セラピストの視点から見ると、私たち大人が、自分の感情、フラストレーションを自分のものとして体験できないでいるために、女性や子どもらに投影していると見えるのです。
大人が、自分の責任:自分の感情を知ること、自分の中にある、例えば、ネガティブな感情を自分のものとして受け入れること、世界の不完全な部分、理不尽な部分を、自分なりに受けとめて実人生を生きるには、どのような工夫があるのかと問い続けること。
私たちは、こうした自分の責任をとれないとき、稚拙な解消にしがみつくのでしょう。
他者にうけるための装い、人気取りと「自尊心」を履き違えてしまいます。
他者の評価を自分の価値にしてしまおうとする状態です。
そして、こどもたちには、周囲と同じようにしなさい。「他者のように幸せにならなくてはいけない」と罪悪感を投げ込む。
その一方で、「幸せになるためには、他者との競争に勝たなくてはいけない」という矛盾したメッセージを投げつける。
親世代にそうされたから、子どもらにも同じことをしてしまう。としても、
しかしながら、毒親が悪いとすることにエネルギーを注ぎすぎるのは、自分は成熟しないですむという重要なメリットがあります。
子供時代に虐待(目に見えにくい、過干渉、無関心、誤用、悪用、搾取など)を受けて大人になって、現在、人間関係に悩みを抱えている人々とは少なくありません。
子どもに暴力をふるってしまう、
子どもを愛せない、
子どもがほしいが、親と同じことをしてしまいそうでこわい、
親を許せない、親を愛せないと
変化は自覚することからはじまります。
自分の思考行動パターンを自覚する。のはひとつの手立てになるでしょう。
親とは(ありがたいけど)、なんて愚かな面もあったものだ。
と直面することは、親を越えること、自分自身の人生に責任をとることにつながるでしょう。
こういったとりくみはかんたんではありませんが、惟一、世代間連鎖を見直す試みとなるでしょう。
おひとりで抱えずにまずは、お近くの専門家にご相談されることを心からご提案いたします。
お一人で、個人セッションに来られること
ご夫婦、ご家族で来られること
お子さんとごいっしょにこられこと
いずれでも、ご都合に合わせてご利用されると良いでしょう。
*状況に応じてカウンセリングが有効ではないと判断した場合は適切な機関をご案内させていただきます。