コロナ禍、医療・援助職のメンタルケア
神奈川の新規感染者数も減っているように見えますが、濃厚接触者を追えない状況と、無症状者の検査が実施されない状況に注目しています。
ここはもう少し保健所、医療機能の回復を支えるためにも、私たちの科学的で持続可能な感染対策の検討が必要と感じています。
さて、コロナ自粛で気分転換がうまくいかず、家族関係、対人関係、お子さんとの関係で「なんだか怒りっぽくなっている」というご相談が増えています。
怒りとは、自分自身のことがわかってもらえていない、伝わっていないということを感じ取るために大切な感情です。
しかし、無意識な怒りに翻弄されてしまうと、家族や他者にあたってしまったり、対人関係や仕事でミスが続いたりすることがあります。
まずは、自分がどうして怒っているのか?
自分自身で気づくことがとても大切です。
怒りっぽいなと感じた時のエクササイズです。
怒りはとても強い感情なので、怒り=自分 としてしまうと、過度な「同一化」にはまってしまい、なかなか抜け出せなくなります。
お茶を入れて、呼吸を2〜3回して、ノートに、三人称で、書いてみます。
自分のことを、。彼、彼女として。
・・・彼は彼女は、どうしてこんなにイライラしているのだろう?そうしてこんなに怒っているのだろう?
彼は彼女は、いったい、いま、どんな気分なのだろう?
ほんとうは、どんなことが必要なのだろう?
彼、彼女は最近、大切な人にほんとうの気持ちを言えているのだろうか?
・・・あっ、そうか、コロナ禍で、あんなことやこんなことがずっと続いてるんだ。
だから、怒りっぽく感じていても無理もないなー。
彼は彼女は、ひとりで抱えていたんだな〜。そうか、話してみればいいのに。
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怒りの同一化〜脱同一化というカウンセリング、ワークです。