社長が黙り始めた会社で、静かに起きている変化

平岡誠司

平岡誠司

テーマ:経営のモヤモヤをワクワクに(事業承継編)


最近、前より口数が減った。

前はすぐ答えていたことも、少し考える時間が増えた。

イライラしているようにも見えるし、なんとなく元気がないようにも感じる。

そんな社長の姿を見ると、

「何かあったのかな」

と思うことがあります。

でも、小さな会社や家族経営では、それは珍しいことではありません。

今日は少しだけ、その背景にあるものを考えてみたいと思います。

社長が話さなくなるのは弱さではない

社長が黙ると、

「疲れているのかな」

「機嫌が悪いのかな」

と思われることがあります。

でも実際は、そうではないことも多いです。

むしろ逆で、抱えていることが多すぎる状態なのかもしれません。

売上のこと。
資金繰りのこと。 
社員のこと。
家族のこと。
取引先のこと。
後継者のこと。

小さな会社ほど、いろいろなことが社長一人に集まりやすくなります。

頭の中だけで会社を回し始めると起きること

最初は、

「自分が分かっていれば大丈夫」

と思います。

でも少しずつ、

会社の地図が社長の頭の中だけに存在する状態

になります。

すると、

「これはどうしたらいいですか?」

と聞かれても、説明することが難しくなります。

頭の中では分かっていても、言葉にする時間がないからです。

そして次第に、

会話より、自分でやった方が早い

になっていきます。

会話が減ると、会社で静かに起きる変化

会話が減ると、大きな問題が突然起きるわけではありません。

最初は小さなことです。

* 聞きづらくなる
* 遠慮が増える
* 判断待ちが増える
* 後継者が動きにくくなる

そして気づいた頃には、

社長しか分からない会社

になっていることがあります。

少しだけ楽になる方法


全部を変える必要はありません。

最初は、

頭の中にあるものを少し外に出してみる

だけでも十分です。

お金の流れ。

仕事の流れ。

誰が判断するか。

整理し始めると、不思議と会話が戻ってくることがあります。

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平岡誠司
専門家

平岡誠司(小規模事業者向け経営支援家)

株式会社平岡商店

経営者の実践経験を活かし、経理の見える化・日繰り・在庫管理を軸に、家族経営の経営管理の仕組みづくりを実行支援します。現場の気づきを経営判断につなげ、“らしさ”をいかした経営を一緒に育てていきます。

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