「なぜ後継者が育たないのか」小さな会社で起きていること

「任せたいのに、任せられない」
そう感じている社長は少なくありません。一方で、後継者や社員も、
「何を任されているのか分からない」
「どこまで判断していいのか分からない」
と感じていることがあります。前回は、後継者が分からないのではなく、まだ「見えていない」のかもしれない、という話をしました。今回はその続きとして、会社の流れが見えると、任せ方がどう変わるのかについて考えてみます。
任せられない理由は、能力だけではない
社長が後継者や社員に仕事を任せようとしても、なかなか任せきれないことがあります。
「まだ危なっかしい」
「判断が甘い」
「任せると余計に時間がかかる」
そう感じることもあると思います。もちろん、経験や能力の差はあります。ただ、それだけではないことも多いのです。
任せられない理由は、相手の能力だけではありません。
見えないままでは、判断できない
例えば、
今月のお金の流れ
在庫の動き
利益が残る仕事と残らない仕事
社長が何を基準に判断しているか
銀行や取引先との約束
こうしたことが見えていなければ、後継者や社員は判断しようがありません。
社長から見ると、「なぜ分からないのか」
と思うこともあります。でも相手からすると、見えていないものは、判断できないのです。
流れが見えると、会話が変わる
会社の流れを見えるようにすると、会話が少し変わっていきます。例えば、
「この在庫はなぜ残っているのか」
「今月の支払いはどこが重いのか」
「この仕事は利益が残っているのか」
「次に誰が何を判断するのか」
こうした話ができるようになります。すると、社長の頭の中だけにあったものが、少しずつ外に出ていきます。
見える化は、管理のためだけではありません。
任せるための準備でもあります。
任せる前に、分かるようにする
「任せる」と聞くと、いきなり仕事を渡すことのように感じるかもしれません。でも小さな会社では、その前に必要なことがあります。
それは、分かるようにすることです。
お金の流れ。
モノの流れ。
仕事の流れ。
判断の流れ。
これらが少しずつ見えてくると、後継者や社員も考えやすくなります。そして社長も、少しずつ任せやすくなります。任せるためには、まず会社の流れを一緒に見えるようにする。それが、小さな会社の事業承継や経営改善の大切な一歩なのかもしれません。
「社長が一人で抱える会社」の特徴
社長が一人で抱えている会社ほど、後継者や社員には会社の流れが見えていないことがあります。
「任せたいのに任せられない」
そう感じる時こそ、まずは一緒に見えるようにすることが大切です。
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最後に
「任せたいのに、任せられない」
「後継者や社員に、何から共有すればよいか分からない」
そんな時は、会社の流れを整理するところから始めてみませんか。
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