“買う”より“整える”──家族経営がM&Aを恐れないために
「在庫管理って、なんだかモヤモヤする…」というあなたへ --未経験でも安心。やさしく学べる在庫管理の基本:第九回
「Excelで作ったけど、更新してない」
「紙で書いてるけど、誰も見てない」
「在庫表はあるけど、使ってない」──そんな状態、ありませんか?
実は、在庫表は“ある”だけでは意味がありません。
使える形で、共有されていて、履歴が残っていて、
理論在庫と実在庫を照合できる状態になって、はじめて“守備力”になります。
在庫表の役割は「記録」ではなく「照合と判断」
入荷・出荷の履歴を残す
理論在庫と実在庫を照らし合わせる
差異が出たとき、原因を追えるようにする
資金繰りや発注判断の材料になる
つまり、在庫表は「過去の記録」ではなく「未来の判断材料」なのです。
在庫表が機能していないと、何が起きる?
- 在庫数が“なんとなく”で決まる
- 発注が勘に頼る
- 資金繰りが読めない
- 在庫確認の電話の対応が多い
- 注文にお断りの電話を入れることが多い
- クレーム対応が後手になる
- 属人化が進み、誰も責任を持ちたがらない
こうした状態は、どんぶり勘定の温床になります。
そして、現場も経営も“モヤモヤ”したまま進んでしまいます。
やってみるなら…
- 商品名・数量・場所・仕入れ日など、最低限の項目を整理
- 月1回の更新を“習慣”にする
- 在庫表と日繰り表を連動させて、資金の流れも見える化
- 差異が出たら、履歴をもとに原因を探る
ただし、在庫表の設計や運用方法は会社ごとに異なります。
自社の業務工程や販売管理の方法に合わせて整えることが大切です。
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