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「着床前検査」(PGT-A)と漢方での出産症例

田之上顕子

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テーマ:妊活・不妊漢方相談

「着床前検査」とは、体外受精の受精卵の染色体に異常がないか調べる検査のことです。

2020年より一部の医療機関で共同研究が始まり、2022年4月以降からは基準を満たした認定医療機関で検査を受けられるようになります。
2021年12月の時点で、実施施設としての承認されている鹿児島県内の医療機関は、
・松田ウイメンズクリニック(鹿児島市)
・竹内レディースクリニック(姶良市)
の2カ所です。

・受精卵を2回以上移植しても妊娠しない人(反復体外受精・胚移植不成功)
・流産を2回以上繰り返した人(習慣流産/反復流産を含む)
が対象となり、受精卵の細胞の一部を取り出し、染色体数に過不足がないかを調べるもので、PGT-A(着床前胚染色体異数性検査)と呼ばれています。

検査費用は高額で、鹿児島県内の医療機関の場合、受精卵1個を調べるのに6~8万円程度がかかります。
なかには、一度に5~6個の受精卵を検査に出す場合もあり、その場合、体外受精にかかる費用とは別に、受精卵の検査費用だけで約40万円かかります。
4月から体外受精が公的医療保険適用されるのに合わせて、着床前検査(PGT-A)が「先進医療」への申請が検討されているようです。

さつま薬局の相談者でも、すでにこの検査を受けて妊娠・出産された方がいらっしゃいます。
もちろん、反復流産や着床障害の場合、受精卵の質だけでなく、お母さんの体の状態がとても大切ですので、西洋医学と漢方と上手に活用して一人でも多くの方が、赤ちゃんを授かれるように願っています。

さつま薬局 着床前検査(PGT-A)と漢方での出産症例

関連のコラム 「着床前検査」(PGT-A)は4月1日以降、全額自己負担へ

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田之上顕子
専門家

田之上顕子(薬剤師)

有限会社ナイスファーマシー さつま薬局

20年以上〝子宝アドバイザー”として不妊の悩みに向き合う、「バルトリン腺疾患」専門の漢方薬剤師。豊富な相談実績から、無理のない体づくりと心の重荷を降ろす取り組みをサポートします。

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