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田之上顕子プロは鹿児島読売テレビが厳正なる審査をした登録専門家です

不妊漢方でよく使われる生薬 3.当帰

田之上顕子

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テーマ:鹿児島不妊・妊活漢方の成功の秘訣

妊娠体質になるためによく使われる生薬の紹介します。
3回目は「当帰」です。


「当帰」は、せり科ニホントウキの根になります。
五臓の心・肝・脾に作用します。
中医学的効能は、1.補血調経 2.活血行気・止痛 3.潤腸通便です。
簡単にいうと、弱った血の力を強くして不調を改善してくれる作用です。

「当帰」が適している人

1.顔色に艶が無い
2.頭のふらつき・めまい
3.便が固く通じが悪い
4.生理不順・生理痛
などの症状がでている方の妊娠力をつけます。

「当帰」は「婦人の良薬」と言われ、女性と相性がよい生薬です。
こんな言い伝えもあります。
昔中国で体が弱く妊娠できないから里に戻された嫁が体を強くするために生薬を飲んだそうです。
それから、体が丈夫になり夫のもとに帰ることが許され、無事に身籠ることができたそうです。
それから、その生薬のことを、当(まさ)に帰るということで、「当帰」と呼ぶようになったそうです。

当帰での注意


こんなに良い生薬でも、水のような下痢のとき、大量の不正出血のときは相性が良くないので控えてください。

生薬は栄養補給のためのサプリメントではありません。
体質に合わないと期待する効果を得ることはできませんし、逆に体調を崩すこともあります。
服用される前に必ず専門家にご相談ください。

参考:中医臨床のための中薬学,医歯薬出版

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田之上顕子
専門家

田之上顕子(薬剤師)

有限会社ナイスファーマシー さつま薬局

20年以上〝子宝アドバイザー”として不妊の悩みに向き合う、「バルトリン腺疾患」専門の漢方薬剤師。豊富な相談実績から、無理のない体づくりと心の重荷を降ろす取り組みをサポートします。

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