不妊漢方でよく使われる生薬 3.当帰
不妊漢方カウンセリングをしていて
「妊娠できるようになるな」と感じる時と「なかなか難しそうだな」と感じるときがあります。
これは、年齢とか病院の検査値の善し悪しということではありません。
「妊活への取り組みに対する考え方の違い」です。
たとえば、漢方的に妊娠しにくい原因として瘀血(おけつ)(→血液の流れが悪い)がある方に、積極的に食べてほしい食材の一つとして魚を勧めたとします。
ある人は、「匂いが苦手なので食べたくないです。」と言われます。
この場合は⇒「どうしても食べれないなら無理しなくてもいいですので他の食材で頑張ってください。」とアドバイスします。
また別の人は、
「そういえばあまり食べてなかったです。今までそのような食材を避けてきたから今のような体質ができたんですもんね。これからはできるだけ積極的に食べていきます。」と言われます。
この場合は⇒「できる範囲で食べてみてくださいね。毎日口からとる食べ物が、新しい細胞の原料になり体は生まれ変わっていきます。楽しみながら続けてください。」とお話しします。
あなたは、どちらの方が、妊娠しやすい体質に変われると感じますか?
今の体質は、生まれ持った体質をベースに毎日の食事、睡眠、運動、嗜好品などの積み重ねでできています。
つまり、現時点で改善したい体質があったとしても、今までと同じ習慣を続けていれば何も変わらないということです。
今までの習慣とは違った行動をとるように決断しなければいけません。
私ができることは、妊娠しやすい体質になれるように必要な漢方薬を処方し、体づくりのための食事・睡眠・運動などを提案することです。
本人が実践しなければ変化は何も起こりません。
赤ちゃんを授かりたいと心から望むのであれば、ぜひできることはどんどん行動するようにしてみてください。
私自身もその方に最適な漢方薬を選ぶことができるよう勉強し続けます。
相談に来ていただいた方がみんな笑顔になることを願っています。
赤ちゃんを授かる体づくりさつま薬局の不妊漢方相談とは?