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山本武史

ワークライフバランスを実現するタイムマネジメントのプロ

山本武史(やまもとたけし) / コーチ

ポテンシャルビジョン

コラム

Z世代を上手に育てる3つの声かけ

2024年3月5日

テーマ:医療関係者向け

コラムカテゴリ:ビジネス

看護部専門組織マネジメントコーチの山本です。



最近、よくご質問というか
ご相談をいただきます。


「Z世代をどう育てれば良いか?」


特に昭和世代が多い管理者からすると
まるで異世界人、宇宙人を相手にしているようで
考え方が全く理解できないという声も聞かれます。


先日もある勉強会でカウンセラーさんが

「悩みごとは理解できる、その状況も思い浮かぶ
 でも、なぜその結論が『人生終わった』に
 飛躍するのかが全く理解できませんでした」

と、Z世代からの相談で
困った経験を打ち明けてくれました。


この困った経験は
実はいろんな方から聞いています。



『論理の飛躍』

これがZ世代の特徴ですね。



では、なぜそのような
論理の飛躍が起こってしまうのかを
考えてみましょう。


Z世代は下記のような特徴も持っています。

1)ストレス耐性が低い
2)対立を極度に恐れる
3)プロ意識が低い


おそらく、
「ほめる教育」「個性主義」
などの教育環境で育った結果でしょう。



誰とも比較ずにやたらめったらほめられたため、
自分の本当の実力を把握し劣等感を克服するとか
周りの人に合わせて協調性を発揮するとか
そういったことに苦手意識というか反発心を
持っているのではないかと思います。


また、議論も説得もうまくいかない場合
相手と対立することになって
大きなストレスを受けるため、
衝突するリスクを犯すよりそっと距離を取る
という戦略を取ることが多いようです。


さらに、
学生時代の思考のクセでしょうか
正しい答えをいち早く出すのは得意ですが
答えが1つでない場合や正解がない場合に
論理的に思考を重ねることが苦手な傾向にあります。

逆に、教わったことや指示されたことには
スピーディに正確に対応することは得意です。



このような特徴を持つZ世代は
罰則、追及、人間関係で

「きつい」

と感じると
そっと距離を取るかの如く
さらっと「やめます」と言ってきます。


なので、
育てる側としては味方についてあげることが
とても重要になるのです。

つまり、何をするにせよ
そばにいて支えになってあげることで
信頼関係が築け、順調に育ってくれます。


Z世代の支えになり、信頼関係を築くための
具体的な声かけを3つ紹介して
今回は終わりにしたいと思います。


声かけ①存在承認

「今日も出勤してくれてありがとう」
(「出勤」は他のものに変更可)

声かけ②勇気づけ

「大変だと思うけど応援しているよ」
(「大変だ」は他のものに変更可)

声かけ③所属感

「一緒に働けてうれしいよ」
(「働けて」は他のものに変更可))


ちょっと気恥ずかしいかもしれませんが、
積極的に上記のような声かけをしていきましょう!





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